macOSのパッケージ管理ツールHomebrewの公式サイトを装い、マルウェアをダウンロードさせるサイトが確認されているので注意してください。詳細は以下から。
カナダでセキュリティエンジニアをされているRyan Chenkieさんらによると、現在GoogleのスポンサーリンクにmacOSのパッケージ管理ツール「Homebrew」の公式サイトを装い、Macにマルウェアをダウンロード(cURL)させようとするサイトが掲載されているそうです。
⚠️ Developers, please be careful when installing Homebrew.
Google is serving sponsored links to a Homebrew site clone that has a cURL command to malware. The URL for this site is one letter different than the official site. pic.twitter.com/TTpWRfqGWo
— Ryan Chenkie (@ryanchenkie) January 18, 2025
このサイトは、brew.shに似たbrewe[.]shドメインを取得しユーザーのタイプミスを狙い悪意にあるWebサイトへ誘導するタイポスクワッティング(Typosquatting)手法を利用しており、既にVirusTotalやGoogleに報告され、SafariやChromeではセーフブラウジング機能でブロックされるようになっていますが、
HomebrewやOBS Studioなどのオープンソースプロジェクトの公式サイトを装い、マルウェアをダウンロード/インストールさせようとするサイトは度々報告されているので、ユーザーの方は注意してください。
追記
いただいたコメントによると、brewe[.]sh以外にもbrewmacos[.]comなど複数のサイトがHomebrewの公式サイトをコピーし現在も稼働しているそうで、
cURLでダウンロードされるファイルには、macOSのキーチェーン・パスワードやシステム情報、ブラウザデータ、ウォレットなどの情報を搾取するAtomic macOS Stealer (AMOS)が検出されています。
The script seems to download an AMOS stealer malware.
I am currently working on mitigation:
Requested takedowns for both the domains and hosting used in the attack.Payload and urls shared with a bunch of AV companies.
Let’s hope they didn’t make any victims.
— Jeroen Gui (@JeroenGui) January 19, 2025
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