開発が終了したneofetchに代わるシステム情報表示ツール「fastfetch」を使ってみました。詳細は以下から。
先日、macOSネイティブUIやMetal GPUアクセラレータをサポートしたオープンソースのターミナルエミュレータ「Ghostty」をレビューした際、久しぶりにMacやPCのシステム情報を表示するコマンドラインツール「neofetch」を確認したところ、
KISS Linuxやneofetch開発者のDylan Arapsさんが今年04月に農業に従事することになったと発表し、全てのプロジェエクトをアーカイブしたことを知ったので、neofetchに代わるシステム情報表示ツールをいくつか使ってみました。
fastfetch
fastfetchは2021年にドイツのLinus Dierheimerさんがneofetchに代わるシステム情報表示ツールとしてC言語で開発し、現在は中国のCarter Liさんがメンテンナンスを行っているツールで、neofetchでは表示できなかったMacのモデル名やディスプレイサイズ、CPU/GPU周波数、ディスク容量、接続されているバッテリーや電源アダプタの情報も表示されるようになっています。
上記の情報以外にも“fastfetch -c all”オプションを付けて実行すれば、Apple Siliconのキャッシュやメモリ情報、ボードID,接続されているBluetoothやカメラ/サウンドデバイス、ディスプレイの輝度、壁紙、サポートするOpenGL/Metal、OpenCLのバージョン、Wi-Fi情報など71のモジュール情報の表示をサポートしており、
brew install fastfetch
WindowsやMacに加えUbuntuやDebianなど複数のLinuxディストリビューションとそのパッケージマネージャー、JSONベースのconfigファイルも使えるので、neofetchより詳しいシステム情報を表示したい場合はfastfetchがおすすめです。
その他
その他、neofetchの代替ツールとしては、Rustで開発されている高速&軽量なシステム情報表示ツール「macchina」やCPU情報を詳しく表示する「cpufetch」がシンプルで使いやすいので、システム情報を表示したい方は試してみてください。
brew install macchina brew install cpufetch
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