アクリがクラッシュする不具合などを修正しメモリ管理を改善した「DisplayLink Manager for Mac v1.10.1」がリリースされています。詳細は以下から。
米Synaptics傘下で、USBからのビデオ出力が可能なUSBグラフィックチップを開発する英DisplayLink社は現地時間2024年03月11日、同社が開発するDisplayLinkチップ用ドライバの最新バージョンとなる「DisplayLink Manager v1.10.1」をリリースしたと発表しています。
DisplayLink Manager v1.10.1では、次期DisplayLink DL-7xxxシリーズのチップを採用した製品*でHDMI&DP++がサポートされた他、DisplayLinkのサポートフォームで報告されていたアプリが予期せずクラッシュする不具合や、アクセシビリティのズーム機能が正しく動作しない、モニターがBlank状態になる、色温度が有効なモニターで表示がおかしくなる、メニューバーアイコンが正しく表示されないといった不具合が修正され、メモリ管理が改善されているそうです。
なお、Appleが新たに販売を開始したMacBook Air (13/15インチ, M3, 2024)は、外付けキーボードとマウス/トラックパッド用意しディスプレイを閉じる(クラムシェル/リッドクローズドモード)にすることで外部ディスプレイを2台出力することが可能ですが、
DisplayLinkチップを搭載したアダプタやドックを使えば、MacBook Airのディスプレイを閉じることなく内蔵キーボードやトラックパッド、Touch IDを使いながら2台以上の外部ディスプレイを利用することができるので、気になる方はPlugable USB-C Dual HDMI Adapterなどをチェックしてみてください。
Apple’s new MacBook Air will be the first base model Mac to support Dual Display. But there is a catch: the Mac needs to be in clamshell mode (lid closed). You’ll want to pick up a Display Adapter if don’t want to lose access to your keyboard and Touch ID. https://t.co/0HqbFIPc1r pic.twitter.com/HIWbhqzvWq
— Plugable (@plugable) March 11, 2024
おまけ
macOS 14 Sonomaを搭載したMacで、DisplayLinkなどのUSBグラフィックチップを採用した製品を利用すると「Screen Sharing Picker」と呼ばれる紫のアイコンが表示され、ディスプレイが共有されているというメッセージが表示されますが、これはmacOSの仕様で[共有を停止]ボタンを押すとDisplayLinkチップを利用した外部ディスプレイ接続が切れるので注意してください。
Changes in 1.10.1 release
- DL-7xxx series: added HDMI & DP++ support.
- Fixed crashing application in different scenarios (PS-3210, VIFR-3992).
- Fixed incorrectly working Accessibility Zoom feature (VIFR-4074).
- Fixed monitor may remain blank until content is refreshed (PS-3442).
- Fixed display issue on some monitors with color-temperature enabled (VIFR-3988).
- Fixed Application icon on Menu Bar is not displayed on DisplayLink screens (VIFR-3830).
- Improved memory management (PS-2991).
- DisplayLink macOS Software for Downloads Section – Synaptics
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