Adobe、macOS 14 SonomaでのAfter EffectsとPremiere Proの動作検証結果を公開。サードパーティ製プラグインや機能拡張によりアプリが起動に失敗する場合があるので注意を。

Adobe Video apps are compatible with macOS Sonoma macOS 14 Sonoma
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 AdobeがmacOS 14 SonomaでのAfter EffectsとPremiere Proの検証結果を公開しています。詳細は以下から。

Adobe Creative Cloud

 AdobeはAppleが2023年09月に正式リリースしたmacOS 14 Sonomaと同社のソフトウェアの互換性情報をSonomaのリリース直後から公開していますが、現地時間11月17日付けで、新たにAfter EffectsやMedia Encoder、Premiere Proなどビデオ系アプリの互換性情報を追加しています。

Adobe Video apps are compatible with macOS Sonoma

We’re currently in the process of testing and optimizing our latest apps to run on macOS 14 Sonoma. We recommend that you check the system requirements of your Adobe apps for the latest information on compatibility with operating systems and hardware.

Can I run my Adobe apps on macOS 14 Sonoma? – Adobe – Adobe

ビデオ系アプリとmacOS 14 Sonomaの互換性

 Adobeによると、After Effectsはv24.0.3以降で、Media Encoderはv24.0以降、Premiere Proはv24.0以降でmacOS 14 Sonomaとの互換性が確認できたそうですが、After Effectsではv23.6とv24.0で一部のフォルダにアクセス権が与えられていないことによりアプリが起動しない不具合が確認されており、

Known issues in After Effects with macOS 14 Sonoma

*Adobeはアクセス権でAfter Effectsが起動しない場合の対処法を公開し、After Effects v24.0.1でこの問題を改善しているそうです。

加えて、After EffectsやAudition、Adobe Character Animator、Premiere Proなどビデオ系アプリでは「”Adobe Premiere Pro 2024”が壊れているため開けません。ゴミ箱に入れる必要があります。」というエラーが表示され、こちらもアプリが起動しなくなる問題が確認されているそうです。

Adobe Premiere Pro 2024 is damaged and can't be opened. You should move it to the Trash.

Premiere Pro 2024/2023でも同じ

 この問題は、AppleがmacOS 14 SonomaでmacOSデフォルトのセキュリティ機能となるGatekeeperを強化し、アプリだけでなくアプリで利用するプラグインや機能拡張までを対象にしたことが原因で、この場合Premiere Proを2024から2023へダウングレードしても、2024を再インストールしても発生する可能性があるため、Adobeは全てのサードパーティ製コンポーネントを含むアプリの削除を行うことを解決方法としてあげていますが、

解決方法

macOS Applications Adobe Premiere Pro 2024

  1. こちらの手順に従ってアプリをアンインストールします。
  2. 以下のアプリケーションフォルダとその中身をすべて削除します。
  3. /Applications/Adobe Premiere Pro 2024
  4. Creative Cloud Desktopアプリから通常の方法でアプリを再インストールします。
  5. 問題が出る可能性のあるサードパーティ製ソフトウェアはインストールしないでください。

どうしてもサードパーティ製コンポーネントを利用したユーザーに対しては、サードパーティの開発者に問題を解決してもらうよう依頼するか、「”Adobe Premiere Pro 2024”が壊れているため開けません。ゴミ箱に入れる必要があります。」というエラー表示後に、システム設定アプリの[セキュリティとプライバシー]を開き、Adobe Premiere Pro 2024を[このまま開く (Open Anyway)]でアプリをリスクありで開く方法も紹介しています。

Adobe Premiere Pro 2024 Open Anyway

Apple M2シリーズ搭載のMac StudioとPro

 また、Adobeによると、Apple M2 Max/Ultraチップを搭載したMac StudioやMac Pro (2023)でマルチモニター環境を利用していると、Premiere Proのビデオ再生パフォーマンスが低下する問題が確認されており、Adobeは現在Appleと協力してこの問題の修正に取り組んでいますが、問題が発生した場合は、システム設定アプリから[デスクトップとDock] →  [ディスプレイ毎に個別の操作スペース]オプションをONにすることで一時的に解決するようです。

Displays have separate Spaces

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