AppleがWi-Fiが密集する環境でMacのネットワークが断続的に応答しなくなる不具合を「macOS 13.1 Ventura」で修正したそうです。詳細は以下から。
Appleは現地時間2022年12月13日、フリーボードアプリを追加した「macOS 13.1 Ventura」を正式にリリースしましたが、エンタープライズ向けのリリースノートによると、このmacOS 13.1ではWi-Fiが密集している環境でMacのネットワークが断続的に応答しなくなる問題が修正されているそうです。
macOS Ventura 13.1
- Resolves an issue in which the network intermittently became unresponsive in dense Wi-Fi environments.
What’s new for enterprise in macOS Ventura – Apple Support
Apple Silicon MacのWi-Fi問題
リリースノートには上記以外の情報は記載されていませんが、Apple M1/M2チップを搭載したMacBook Pro/Airでは、AirDropなどを制御するAWDL(Apple Wireless Direct Link)の不具合により、断続的にWi-Fiの速度が著しく低下する・途切れるといった不具合が報告されており、
Appleはカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のITサービスに対し、macOS 13.1で、この問題を修正すると通知していたので、今回のアップデートでApple Silicon MacのWi-Fi問題が解決されている可能性があります。
Apple has promoted the latest macOS Beta to a Release Candidate, addressing the peer-to-peer issue affecting Wi-Fi connectivity for Apple MacBook M1/M2 devices and Apple Mobiles devices. […] Please note, we have been made aware that the official resolution will only be addressed in macOS Ventura.
Intermittent Connectivity for Wireless Networks – UCLA Status
おまけ
なお、Apple Silicon MacのWi-Fi問題は2021年(macOS 12 Monterey)から報告[1, 2]されていますが、修正されたのはmacOS 13.1 Ventura以降のため、macOS 12.x Montereyを搭載したApple Silicon MacでWi-Fiが不安定になった場合、
AppleのエンジニアリングチームうがUCLAに示したように、可能ならばMacのBluetoothをOFFにする、Finderの[移動]メニュー → [AirDrop]から、他のAppleデバイスが、このMacを検出可能な相手を「なし」にするという設定を行って問題を解決する必要があると思われます。
- Intermittent Connectivity for Wireless Networks – UCLA Status
- What’s new for enterprise in macOS Ventura – Apple Support
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