Blender v3.4では、macOS 13 Ventura以降でIntel GPUレンダリングでもMetalのサポートが開始されています。詳細は以下から。
Blender Foundationが2022年03月にリリースしたオープンソースの3Dモデリングアプリ「Blender v3.1」では、Appleエンジニアリングチームが開発に加わり、Apple SiliconとAMDグラフィックスでCyclesのMetal GPUバックエンドがサポート*され、レンダリングパフォーマンスがCPUレンダリングと比較して最大2倍向上していますが、
*Apple SiliconはmacOS 12.2、AMDグラフィックスはmacOS 12.3 Monterey以降でサポート。
現地時間2022年12月07日にリリースされた「Blender v3.4」では、Metalのサポートが拡大され、Intel GPUレンダリングでもMetalが利用可能となっています。
For Apple Metal, Intel GPU rendering is now supported starting with macOS 13
Blender 3.4 — blender.org
AppleでMetalフレームワークの開発を行っているMorteza Mostajabさんによると、Intel GPUでのMetalサポートはSDKの関係で遅れていたそうですが、macOS 13 Ventura以降ではIntel MacでもCyclesレンダーデバイスでIntel GPU(Metal)を利用できるようになっているそうなので、ユーザーの方はチェックしてみてください。
Blenderの[編集]メニュー → [プリファレンス…] → [システム] → Cyclesレンダーデバイスから選択できます。
Blender 3.4 New Features in LESS than 5 minutes
- Blender 3.4 — blender.org
- GPU Rendering — Blender Manual
コメント