GTK Projectのメンバーが、macOSアプリのタイトルバーやコントロールボタンなどをGTKで再現し、よりmacOSネイティブGUIに近いアプリを開発できるようにしようと、Draft PRを公開しています。詳細は以下から。
GNUプロジェクトの1つで、GNOME環境にGUIを提供するGTK(旧Gimp ToolKit) Projectは、GNOMEだけでなく、macOSやWindowsなどクロスプラットフォームで利用きるGUIツールキットですが、このGTKで、よりmacOSのネイティブGUI(Cocoa)に近いアプリやウィンドウを表示できるようにするDraft PRが公開されています。
GTK supports MacOS, but the Cocoa integration is not the best. I've been working on a bunch of patches that I hope will make GTK a serious option for who ever wants to build MacOS apps. Here is the result, the Todo List demo app with my patches GTK (1/5): pic.twitter.com/pCwv7OlpAF
— Paul Rouget (@paulrouget2) November 23, 2022
This is part of an effort to improve GTK integration within MacOS (see also: [macos] Use FullSizeContent for CSD (!5194)).This is a draft PR. I’d like to get some initial thoughts on this approach before spending more time on this patch.
Draft: (need feedback) MacOS: draw native window controls within GTK titlebar (!5225) – GitLab
元MozillaでFirefoxやRustの開発を行っていたPaul Rougetさんによると、現在DraftとなっているPRでは、macOSネイティブ風のタイトルバーや、閉じるや最小/最大化といったコントロールボタンのレンダリング、
macOSのネイティブアクセントカラーの再現、背景色を反映するバイブレンシーエフェクトなどのパッチを想定しているそうで、このパッチを利用すると、以下のようにmacOSネイティブアプリ(サンプルのTodo Listアプリ)に近いGUIを提供できてるようになるそうです。
このPRはDraftですが、RougetさんはmacOS向けパッチ済みのGTKをリポジトリに公開しているので、興味のある方は以下のリポジトリやリクエストをチェックしてみてください。
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