iOS 16では個人情報安全性チェックによりDVや虐待にあっている人が位置情報やiCloud共有データへのアクセスを解除できる「緊急リセット」が利用可能に。

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 iOS 16では、個人情報安全性チェックによりDVや虐待にあっている人が位置情報共有やiCloud、アプリへのアクセス権をリセットできる緊急リセットが利用可能になっています。詳細は以下から。

個人情報安全性チェック

 Appleは2022年06月に開催したWWDC22で、ドメスティックバイオレンスの被害者を支援するNNEDVやWESNET、全米犯罪被害者センターNCVCと協力し、パートナーや親から虐待され逃げている人の情報を守る機能(セーフティチェック)をiOS 16に導入すると発表しましたが、

個人情報安全性チェック

もう1つの極めて重要な分野はユーザー個人の安全を守ることです。(iOS 16では)ほかの人からのアクセスを素早く遮断できる新しいツールを追加します。例えば虐待的な関係から逃げている場合に位置情報の共有を停止できます。[…]家庭内や親密なパートナーによる暴力の被害者を支援する団体と私たちは緊密に協力してきました。そして、それらの話し合いの結果が「セーフティチェック」です。

WWDC22の基調講演より

iOS 16では、この機能が「個人情報安全性チェック (Safety Check)」として新たに追加され、iPhoneの探す機能やサードパーティ製アプリで共有されている位置情報やメッセージ、iCloudで共有されているファイルや写真、共有情報などを停止することが出来ます。

iOS 16の個人情報安全性チェックの緊急リセットでリセットできるデータ

 Appleが09月末にアップデートしたホワイトペーパー個人の安全ユーザガイド (Personal Safety User Guide for Apple devices)」*によると、個人情報安全性チェックで情報の共有をOFFにできるアプリは、カレンダーの共有カレンダーやヘルスケアの情報、ホームアプリのスマートデバイス、探すアプリの位置情報、アプリの共有メモ、写真アプリの共有写真やアルバムで、

iOS 16の個人情報安全性チェックで削除可能な情報

*日本語バージョンは10月04日時点でアップデートされていません。

サードパーティ製アプリを含むすべてのアプリから、Bluetoothやカレンダー、カメラ、連絡先、ファイルとフォルダ、ヘルスケア、ローカルネットワーク、位置情報、Apple Music、マイク、運動とフィットネス、リマインダー、Research、ボイスメモへのアクセスを停止することも可能となっています。

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個人情報安全性チェック

 個人情報安全性チェックで位置情報やファイルの共有を一方的に停止するには、iOS 16の設定アプリ → [プライバシーとセキュリティ] → [個人情報安全性チェック]へ移動。

iOS 16の個人情報安全性チェックの使い方

 次に、緊急リセットをタップしてTouch ID/Face IDで認証し、他のユーザーやアプリと共有しているデータのアクセス権の取り消し、Apple IDのパスワード変更などを行い、パートナーや暴力を振るう人との情報を遮断します。

iOS 16の個人情報安全性チェックで緊急リセットする

 個人情報安全性チェックの緊急リセットでは、家に置いてあるMacやiPadなどユーザーのApple IDでサインインされているAppleデバイスをアカウントから削除したり、信頼できる電話番号を追加/削除することも可能で、

iOS 16の個人情報安全性チェックで緊急リセットする

まだ日本語版は公開されていませんが、Appleは2022年09月に「個人の安全ユーザガイド (Personal Safety User Guide)」をアップデートし、個人情報安全性チェックの情報を追加し、信頼できるパートナーや人の信頼レベルが変わった場合に、情報の接続を解除する方法をまとめているので、興味のある方はチェックしてみてください。

Personal Safety User Guide

https://help.apple.com/pdf/personal-safety/en_US/personal-safety-user-guide.pdf

iOS 16の個人情報安全性チェックについて

  • iOS 16/iPadOS 16の新機能まとめ (準備中)