macOS 12.4 Montereyで廃止された、メニューバーに表示される入力ソースのカラー国旗マークを復活させるアプリ「Colorful Input Menu Flags」がリリースされています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2022年05月16日にリリースした「macOS 12.4 Monterey」で、メニューバーに表示されていた、キーボードの入力ソース言語アイコンがカラーの国旗マークから、公用語(“あ”)のシンボルや国名コードに変更されたことで、
複数の言語を変更しながら利用しているユーザーの間では、現在どの言語を選択しているかが分かりづらいという意見が出ていましたが、このカラーの国旗マークをメニューバーに表示してくれるアプリ「Colorful Input Menu Flags」が新たにリリースされています。
Colorful Input Menu Flags
Colorful Input Menu Flagsを開発したのは、MacのメニューバーからYouTubeを開いて動画をバックグラウンドで再生できるアプリ「Tubist」などをリリースしている、クロアチアのUXデザイナーのDaniel Kašajさんで、
I'm so thankful to everyone who used “Report an issue…” to get in touch, complain, ask for features, even send mockups of their ideas. Those have made Colorful Input Menu Flags so much better. 🙏
5th update is out, get it from https://t.co/XCm5LYyrjw#macOS #utility #keyboard pic.twitter.com/y9H2X81zsv— Daniel Kašaj (@DanielKasaj) June 30, 2022
アプリを起動すると、メニューバーに旧macOSと同じく国旗マークと入力ソース言語名が表示可能で、歴史や政治的に同じ入力ソース言語でも複数の国旗がある地域(以下参照)では、その国旗を設定することも可能です。
Colorful Input Menu Flagsのシステム要件はmacOS 12.3 Monterey以降で価格は120円(0.99ドル)となっているので、macOS 12.4で入力ソースアイコンが見にくくなった方は購入してみてください。
おまけ
Markdownの生みの親でDaring FireBallを運営するJohn Gruberさんによると、Appleは会社全体で国旗を使った言語表記を行わないように取り組んでいるそうで、これには、macOSやiOSのリージョンを中国本土にすると、台湾国旗絵文字が表示されないといった、政治的な配慮が絡んでいるようです。
UPDATE: A little birdie tells me this change is the direct result of a companywide effort not to denote languages using country flags. I do see the sense of that, but it’s unfortunate it makes it harder to scan the menu at a glance.
MacOS 12.4’s Redesigned Input Source Menu Removed the Flag Icons – Daring Fireball
- Colorful Input Menu Flags – Mac App Store
- MacOS 12.4’s Redesigned Input Source Menu Removed the Flag Icons – Daring Fireball
コメント
こういうプラットフォーマーによる変更に抗う反骨心すき
しかも国旗が選べるとか気配り出来てて完璧
こういったローカライズは商売上、仕方ないよね…。でも政治的に認めたわけじゃなし。
Keyboard Switcheroo(¥250)のほうがいいです。