Apple M1チップ搭載のMacをmacOS 12 Montereyへアップグレードすると、UVC対応のWebカメラやキャプチャーデバイスが検出できなくなる不具合が確認されているとして各メーカーが警告しています。詳細は以下から。
2021年末から2022年始にかけて多くの方々がカウントダウンやゲームなどのライブ配信を行っていますが、その様なライブ配信イベントの業務をされている方によると、Apple M1チップ搭載のMacをmacOS 12 Montereyへアップグレードすると、UVC(USB Video Class)対応のWebカメラやキャプチャーデバイスでいくつかの不具合が確認されているそうです。
弊社の調査の結果、Apple M1プロセッサ搭載Mac上でmacOS 12を使用した環境で「AVTC878 PLUS」または「GC311」を利用した場合に当現象が発生することを確認いたしました。当現象はmacOS 12の仕様によるもので、H.264ハードウェアエンコードを搭載した製品(AVTC878 PLUS、GC311)を、macOS12に更新したApple M1プロセッサ搭載Macで使用した場合に発生し、回避することができません。そのため同環境では該当の2製品をご使用いただくことができません。
Apple M1プロセッサ搭載Macをお使いのお客様へ – AVerMedia
この不具合は台湾AVerMediaのキャプチャーデバイス「AVTC878 PLUS/GC311」、リコーの「Theta Z1/V」、Logitechの「C92x Webcam/4K Pro Magnetic Webcam」などで発生しているそうで、現象としてはWebカメラを接続するとQuickTimeやOBS Studio、Zoomなどでオーディオデバイス(UAC:USB Audio Class)としては認識されるがカメラが認識されない、映像にディレイや画質の低下が発生するというもので、
上記のデバイスはH.264ハードウェア(H/W)エンコードを備えており、このH/WエンコードとmacOS 12 Montereyの互換性が問題で、この不具合が発生しているというコメントもありますが、その場合サードパーティーメーカー側では、この問題を修正できないのでApple M1チップ搭載のMacをmacOS 12 Montereyへアップグレードされる際には注意して下さい。
当現象はmacOS 12の仕様によるもので、H.264ハードウェアエンコードを搭載した製品(AVTC878 PLUS、GC311)を、macOS12に更新したApple M1プロセッサ搭載Macで使用した場合に発生し、回避することができません。そのため同環境では該当の2製品をご使用いただくことができません。
つづく
— AVerMediaJP (@AVerMediaJapan) December 2, 2021
皆さんご存知の通りで、これは弊社製品に限った話ではなく、似たようなカテゴリのデバイスで起こり得ます。
そのため、基本的な対策としてはmacOS 12にしない、intel CPU系のMacを使う、が安全です。
仕様の都合、今だけ対応が出来たとしても今後もそうとは言い切れません…— AVerMediaJP (@AVerMediaJapan) December 2, 2021
- Apple M1プロセッサ搭載Macをお使いのお客様へ – AVerMedia
- UVC cameras not working on M1 Pro and M1 Max on Monterey – Apple Developer Forums
- macOS12 ライブストリーミングモードでカメラを認識しない不具合について – RICOH THETA
コメント
SDカードの問題しかり、このような積み重ねが
現場でMacが信用できないといわれるようになっているね。
残念だけど、結局Windowsが安心ということに…