現在開いているタブが判断しづらくなった「Safari 15」でアクティブなタブの下にカラーインジケーターを表示してくれる機能拡張「ActiveTab」がリリース。

　現在開いているタブが分かりにくくなった「Safari 15」で現在開いているタブの下にカラーインジケーターを表示してくれる機能拡張「ActiveTab」がリリースされています。詳細は以下から。

　AppleはiOS 15/iPadOS 15およびmacOS 11 Big Surと次期macOS 12 Montereyのデフォルトブラウザとなる「Safari 15」でタブのデザインを刷新し、デフォルトではタブのレイアウトがアドレスバーと同じ高さになる「コンパクト」タブデザインとWebサイトのアクセントカラーに合わせて変更される「タブカラー」を導入していますが、

このSafari 15ではアクティブなタブ(現在表示しているWebサイトのタブ)が、他の非アクティブなタブよりコントラストが低くなるだけで、どのタブが現在開いているWebサイトのタブか判断し辛いという記事をMarkdownの開発者であるJohn Gruberさんが公開し、先週あたりから話題になっていました。

[twenty20 img1=”122296″ img2=”122297″ offset=”0.5″ before=”Safari 14のタブ” after=”Safari 15のタブ”]

　これに対し、iOS 15のSafari向け機能拡張「Web Inspector」や「AMP Shockwave」を開発＆公開しているシンガポールのZhenyi Tanさんが、Safari 15でアクティブなタブの下にカラーバーインジケーターを表示、アクティブなタブを認識しやすくしてくれる「ActiveTab」を開発、本日リリースされたバージョン1.1.1ではmacOSのSafari 15に加えて、iPadOS 15のSafari機能拡張としても動作するようになったということで購入して試しいてみました。

ActiveTab

　上記の通り最新のActiveTabはmacOS/iPadOS 15のSafari 15に対応しており、機能拡張アプリをApp Storeからダウンロードして、macOSの場合はSafariの[設定]メニュー → [機能拡張]タブから、iPadOS 15の場合は設定アプリの[Safari] → [機能拡張]からActiveTabを有効にし、すべてのWebページへのアクセス許可を与えます。

　後は、Safariを開くだけで現在アクティブなタブの下にカラーインジケーターが表示されます。インジケーターのカラーや太さの設定はツールバー/アドレスバーに表示されるActiveTabアイコンから可能で、

タブレイアウトがセパレートかつスクロール可能になるほどタブ数が無い、Webページがズームされていない場合でのみ利用できるため、Safariのヘビーユーザー向けではないかもしれませんが、価格は250円(1.99ドル)で1回の購入でmacOS/iPadOS 15の両方のSafari機能拡張が利用できるので、タブが見づらくなった方はチェックしてみてください。

おまけ

　Markdownの開発者であるJohn GruberさんはSafariのUI/UX問題について度々取り上げており、2017年にはAppleはSafariのタブにファビコンを表示すべきだと主張。

　その後、Appleは2018年にリリースしたmacOS 10.14 Mojave&iOS 14の「Safari 12」でタブにファビコンを表示するようになったので、Safari 15で開いているページのタブが分かりにくい問題も、Safari 15.xやSafari 16で修正されるかもしれません。

• ‎ActiveTab – App Store
• Launch: ActiveTab for Safari – And a Dinosaur