iMac (2019)にApple T2チップが搭載されていないのは、HDDモデルが提供されているためではないかという推測が出ているようです。詳細は以下から。
Appleは現地時間2019年03月19日、Intelの第8/9世代CoreプロセッサやRadeon Pro Vega GPUを搭載可能な「iMac (Retina 4K, 21.5インチ, 2019)」および「iMac (Retina 5K, 27インチ, 2019)」を発売すると発表しましたが、同モデルにはAppleのMac用SoC「Apple T」シリーズが搭載されていません。
Apple T2
Appleは2016年に発売したMacBook Pro (2016)にApple T1チップを搭載し、iMac Pro (2017)から採用された「Apple T2」ではSMCやSSD、オーディオ、FaceTime HD用コントローラーがT2に統合され、Secure EnclaveやStorage Encryption(AES256)としての機能やHEVC(H.265)エンコーディングのハードウェアアクセレーションも行えるようになっています。
そのため、Appleが今回発表したiMac (2019)で「Apple T2」を採用しなかったことについて、何人かの方がAppleの方針に疑問をいだいていましたが、Marco ArmentさんやBenjamin Mayoさんなど何人かの開発者の方々は、AppleがiMac (2019)でT2を採用しなかったのは、iMac (2019)は価格を下げるためにFusion DriveやHDDといったスピンドルストレージの採用が決定したものの、T2がスピンドルストレージをサポートしていないためではないかと推測しており、
Agree. I was expecting an SSD-only iMac config to be offered that bundled the T2 chip as well, but nope. https://t.co/z4egzYEo50
— Benjamin Mayo (@bzamayo) 2019年3月19日
I think this is definitely the reason. The spinning disks are still so much cheaper and price matters on iMac at the low end.
I'm gonna predict that the next iMac will be T2 based… but even then they'll keep a low-end model around that's just this old design, for price reasons
— Jason Snell (@jsnell) 2019年3月19日
今後、SSDの価格が下がり環境が整えば、HDDオプション無しのApple T2(T3?)搭載iMacが発売されるのではないかとも予想しているので、今回がHDDモデルのiMac (Retina)を入手できる最後の機会になるかもしれません。
- iMac – Apple(日本)
コメント
usion DriveやHDDストレージを
ご指摘ありがとうございます。
先程、脱字([F]usion)を修正したので、キャッシュクリア後に修正されていると思います。