論文や資料作成に必要なファイルをリンクし素早くアクセスできるようにするMac用ユーティリティ「Hook」のBeta版が公開されています。詳細は以下から。
論文や資料を作成するさい、多くのユーザーは作成するドキュメントの他に挿絵や引用した論文(PDF,TeXファイル)やWeb資料、引用元、共同著者とのEmailなど様々なリソースを集めて使用すると思いますが、その様なリソースをリンクしてくれるMac用ユーティリティアプリ「Hook」のBeta版が公開されています。
Hook supplies the missing links in macOS so you can instantly access contextually relevant information. This keeps you focused on creating, learning and problem-solving.
One app, infinite applications – Hook
このアプリはカナダ・サイモンフレーザー大学の教育学部の准教授Luc P. Beaudoin(写真右)さんが開発しており、現在はBeta段階で無料で利用可能となっています。(リリース後も30日間利用可能なトライアル版を用意するようです。)
Birth Announcement! We @CogSciApps are pleased to announce the public beta of our new macOS app, Hook: One app, infinite applications! https://t.co/aJfBM9DXeY pic.twitter.com/PNqsz0NKDg
— Hook: Mac productivity app (@HookProductvT) 2019年1月31日
Hookの使い方
Hookの使い方はまず、アプリをインストール&起動し、Hookアプリにアクセシビリティの許可を与えます。
次に、Hookアプリのメニューバーアイコンまたはウィンドウに作成するドキュメントとリンクしたいリソース・ファイルをドラッグ&ドロップし、ファイル同士をリンクします。
セットアップは以上で終了で、後は作成するドキュメントを開き、Hookをショートカットキーで起動するとSpotlight風のウィンドウに、現在開いているドキュメントとリンクされたリソースファイルの一覧が表示され、シームレスにアクセスすることができます。
Hookアプリはリンクの書き出しや読み込みにも対応し、GitやSVNなどのバージョン管理システムやDropboxを利用したファイル共有、ホットキーを利用したファイルやWebサイトのリンクもでき、DEVONtechnologiesの文献管理アプリ「DEVONthink」との機能統合などもできるそうなので、興味のある方はBeta版を利用してみてください。
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