macOS 10.13 High Sierraリリース1ヶ月でのmacOS内シェアは9%程度で、依然として半数以上がmacOS 10.12 Sierraを利用。

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 macOS 10.13 High Sierraリリース1ヶ月でのmacOS内シェアは9%程度で、依然として半数以上のユーザーがmacOS 10.12 Sierraを利用しているようです。詳細は以下から。

macOS 10.13 High Sierraのインストーラーアイコン。

 Appleは現地時間2017年09月25日に「macOS 10.13 High Sierra」をリリースし、11月で約1ヶ月と1週間が経過しますがGoSquaredに続き、米Net Applicationsが運営するNetMarketShareが10月ブラウザ/OSのシェアを公開したのでHigh Sierraの普及率をチェックしてみました。

NetMarketShareのWebサイト

macOS内シェアは約9%

 NetMarketShareのデータによると、WindowsやLinuxなどを含めた全OS内でのmacOS 10.13 High Sierraの10月のシェアは0.57%で、macOS/OS X内のシェアでは9.12%となり、macOS全体のシェアを見ると半数以上となる約53%のユーザーがHigh Sierraリリース後もmacOS 10.12 Sierraを利用しているようです。

2017年10月のmacOS/OS Xシェア

クリックで拡大

 また、9月のmacOS内シェアと比較するとHigh SierraおよびSierraのシェア以外はほとんど増減がなく、High Sierraユーザーの大半がSierraからのアップグレードだということがわかります。

1ヶ月での普及率

 続いて過去OS X 10.10 Yosemite ~ macOS 10.12 Sierraまでのリリース後1ヶ月の普及率とHigh Sierraの普及率を比較してみると、High SierraはYosemmite以降では過去最低で、

macOS 10.13 High Sierraの普及率

OS X 10.10 Yosemiteのリリース日は2014年10月16日だっため、リリースされた月でも16.74%のシェアがあったようです。

2015年のWWDCで「全てのOSの中で最も普及率が早いOS」と言われたYosemiteがリリース後1ヶ月で36.59%、次いでOS X 10.11 El Capitanが27.26%、macOS 10.12 Sierraが21.31%の普及率(macOS内)となっていることから、High Sierraの普及速度はその半分以下となっているようです。

おまけ

 macOS 10.13 High Sierraの普及率が遅いことに新しいファイルフォーマット「APFS」の導入などが考えられますが、AppleはHigh Sierraを32-bitアプリをサポートする最後のOS[1, 2]と位置づけているため、

High Siera will be the last macOS release to support 32-bit apps without compromises

At WWDC 2017, we announced new apps submitted to the Mac App Store must support 64-bit starting January 2018, and Mac app updates and existing apps must support 64-bit starting June 2018. If you distribute your apps outside the Mac App Store, we highly recommend distributing 64-bit binaries to make sure your users can continue to run your apps on future versions of macOS. macOS High Sierra will be the last macOS release to support 32-bit apps without compromise.

64-bit Requirement for Mac Apps – News – Apple Developer

High Sierraは既にサポートが終了した32-bitアプリを利用しているユーザーにとってPowerPCバイナリが利用できるRosettaを搭載したMac OS X 10.6 Snow Leopardの様な長い付き合いになるOSになると思われます。(Snow Leopardのシェアは現在でもLionやMountain Lionより高い1.28%となっています)

2017年10月のmacOS内シェア

  1. 53.44% : macOS 10.12 Sierra
  2. 17.60% : OS X 10.11 El Capitan
  3. 12.00% : OS X 10.10 Yosemite
  4. 9.12% : macOS 10.13 High Sierra
  5. 4.32% : OS X 10.9 Mavericks
  6. 1.28% : Mac OS X 10.6 Snow Leopard
  7. 1.12% : Mac OS X 10.7 Lion
  8. 0.96% : OS X 10.8 Mountain Lion
  9. 0.16% : Mac OS 10.5 Leopard

コメント

  1. 匿名 より:

    ファイルフォーマット関係なく、バグ報告が多すぎて怖くてアプデ出来ない。みたいな人も多そう

  2. 匿名 より:

    OSの世界は、性能よりもセキュリティとバグを中心に回ってるように思えて仕方ない。
    これらの問題がないと困る人達がたくさんいそうで、自作自演の世界なんだろうか…

    • 匿名 より:

      OSにバグがあったら困るだろ、そのOSの上でアプリを使う人たちが
      OSにセキュリティーの欠陥があったら困るだろ、そのOS使う人たちが

  3. 匿名 より:

    単純にリリース直後の不具合が多すぎたってことが大きい気がするな。

  4. 匿名 より:

    バグの話題が多すぎる。
    これを契機に社内テスト部門の設置して、リリース前のテストを徹底して欲しい。
    ベータ配布で潰せるバグなんて一部だけだ。

  5. 匿名 より:

    まー、あっぷでーとしたくなかっらずっとSierrraにしとけばいいだけ

  6. 匿名 より:

    アップデートで改善されそうな機能があればするけどさ、今回は有用な新機能は見当たらないので保留。見た目がどうこうとか二の次でよい。

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