macOS 10.13 High Sierra beta 1ではOpenSSLがLibreSSLに変更されているそうです。詳細は以下から。
プロジェクト管理サービスBasecamp(37signals)のエンジニアJeremy DaerさんやThe SSL Storeによると、Appleは現在開発者向けに公開しているmacOS 10.13 High Sierra betaでSSLライブラリにLibreSSL v2.2.7を採用しているそうです。
macOS Sierra: openssl version → OpenSSL 0.9.8zh
macOS High Sierra: openssl version → LibreSSL 2.2.7— Jeremy Daer ❎ (@bitsweat) 2017年6月6日
Ditching OpenSSL For LibreSSL
In High Sierra, Apple has switched SSL libraries from OpenSSL 0.9.8zh to LibreSSL 2.2.7. LibreSSL is a fork of OpenSSL supported by OpenBSD.Crypto and SSL Improvements in High Sierra and iOS 11 – The SSL Store
LibreSSLはSSL/TLSライブラリでOpenSSLからフォークされ現在はOpenBSDプロジェクトがメンテナンスを行っていますが、macOS/OS XのSSLライブラリはこれまでOpenSSLが採用されており、macOS 10.12.5 SierraではOpenSSL v0.9.8zhが採用されていまが、
openssl version which openssl
High Sierra betaではLibreSSLに置き換わったことで、ruby-buildなどで問題[1, 2]が起きているうようなので、ユーザーの方はチェックしてみて下さい。
*AppleなぜがHigh SierraでLibreSSLを採用し、さらに2016年5月にリリースされたLibreSSL v2.2.7(ssh -Vではv2.5.4を採用)をHigh Sierraに同梱しているのかといった理由はWWDC 2017の中でも発表されておらず不明のようです。
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