OS X 10.11 El CapitanおよびiOS 9で採用されたAppleの新しい圧縮アルゴリズム「LZFSE」がオープンソース化されているそうです。詳細は以下から。
Aspectsなどを開発しているドイツPSPDFKit GmbHのPeterさんなどによると、Appleが昨年のWWDC 2015で発表し、OS X 10.11 El CapitanおよびiOS 9で採用した新しい圧縮アルゴリズム「LZFSE」がオープンソース化されGitHubに公開されているそうです。
Oh wow – Apple open sourced LZFSE! (the compression lib added in iOS 9) And look at that nice permissive license! https://t.co/BOePQ2548h
— Peter Steinberger (@steipete) 2016年6月20日
LZFSE
This is a reference C implementation of the LZFSE compressor introduced in the Compression library with OS X 10.11 and iOS 9.
LZFSE is a Lempel-Ziv style data compression algorithm using Finite State Entropy coding. It targets similar compression rates at higher compression and decompression speed compared to deflate using zlib.lzfse/lzfse: LZFSE compression library and command line tool
LZFSEはWWDC 2015のセッション712でzlib level 5と同程度の圧縮率を保ちながらエンコード・デコードは数倍早いアルゴリズムとして発表され、既にMac用アーカイブツールDropDMGなどがサポートしていました。
現在のところAppleのOrganizationではありませんが、AppleのEric Bainvilleさんがコミットしており、OS X/Linuxでビルド可能となっているので興味のある方はGitHubへどうぞ。
コメント
やったあ!これのアルゴリズムがめちゃ気になっていた所。