macOS SierraおよびOS X Server 5.2ではSMB接続のネットワークボリュームに「Time Machine」用バックアップを作成できるかもしれません。詳細は以下から。
Ars Technicaによると、Appleは次期OS X Serverにて”Time Machine backup using SMB”をテストしているようです。これは開発者向けに公開している「OS X Server v5.2 beta」のフォーカスエリアに指定されている項目で、
In Sierra, we’re starting to see some practical effects of that decision. The release notes for the OS X Server 5.2 beta are enlightening—one of the testing focus areas is “Time Machine backup using SMB,” implying that Time Machine backups will soon work over SMB without any of the hacky workarounds currently required.
RAW shooting, a harsher Gatekeeper, and more obscure macOS and iOS 10 changes | Ars Technica
Appleは現在のところTime Machineのバックアップディスクの指定先としてAppleのTime CapsuleやAFP接続対応のネットワークボリュームのみを許可し、
ネットワークベースのディスクを使う
バックアップディスクがネットワーク上にある場合は、ネットワークサーバで AFP (Apple File Protocol) ファイル共有が使われていることが前提となります。
SMB接続対応のNASなどにTime Machine環境を構築するにはdefaultsコマンドでの設定などが必要となっていましたが、これによりmacOS SierraおよびOS X Server v5.2以降ではSMBプロトコルに対応したNASをMacのバックアップディスクとして指定できる可能性が出てきたようです。
$sudo defaults write com.apple.systempreferences TMShowUnsupportedNetworkVolumes 1
*このSMBが「AppleのIn-HouseバージョンのSMB」なのか、WindowsやSambaまでがサポートされるのかは現在のところ不明のようですが、Appleは2017年にもリリースを予定しているファイルシステム「APFS」でAFPを非推奨とし、SMBでのファイル共有を認めています。
Compatibility
You can share APFS formatted volumes using the SMB network file sharing protocol. The AFP protocol is deprecated and cannot be used to share APFS formatted volumes.
- RAW shooting, a harsher Gatekeeper, and more obscure macOS and iOS 10 changes – Ars Technica
- MountainLionでSMBなNASにTimeMachine環境を構築する – daidai7の日記
コメント
SMBのディスククォータで容量制限とか効くのかな?
Sambaは設定できるけど、Windowsはどうだったか。
SMBだと通信速度が遅くないか?現状のtime capsuleも早くはないが、それより遅そう
どっちみちディスクフォーマットはHFS+…か新しいAPFS?になるから、専用領域になるのは変わらんがな
製品の幅が増えるのはいいことだ