MacBook (Retina, 12-inch, Early 2016)のSkylakeを採用し、SSDがPCIe 3 x2レーン、リンク速度は8.0GT/sになっているそうです。詳細は以下から。
Appleが先日発売したMacBook (Retina, 12-inch, Early 2016)はSkylake世代のCPUが採用され、CPUスコア(Geekbench 3)はBroadwell世代だった前モデルと比較して~15%ほど向上していますが、それに伴いSSDのパフォーマンスも向上しているそうです。
SSDはPCIe 3.0 x2レーンへ
Ars TechnicaのMacBookレビューによると、MacBook (Retina, 12-inch, Early 2016)はSkylakeを採用したことでPCIe 3.0に対応し、SSDが「PCIe 3.0 x2レーン」になり、Early 2015の「PCIe 2.0 x4レーン」と比較し帯域幅はほぼ同じですが、オーバーヘッドが減り、
The technically inclined will notice that the PCI Express configuration has been changed a little thanks to Skylake’s support for PCI Express 3.0 in its chipset. The old MacBook dedicates four PCI Express 2.0 lanes to its SSD, while the new MacBook uses two PCI Express 3.0 lanes instead. Available bandwidth stays about the same, though. PCIe 3.0 doesn’t quite double PCIe 2.0’s theoretical bandwidth, but its overhead is also lower. We can assume that any speed increases are coming mostly from the flash and the SSD controller rather than the interface.
Review: The 2016 Retina MacBook is a faster version of the same machine | Ars Technica
PC WatchやIT Strikeのレビューによるとリンク速度が5.0GT/sから8.0GT/sへアップデートされ、旧モデルと比較してパフォーマンスが向上しているそうです。(*256GBと512GBモデルではNANDフラッシュの特性により速度に違いが出ます)
一方、「Blackmagic Disk Speed Test」のライト/リード速度、Finder上でのファイルコピー所要時間も大幅に高速化されていることが確認できた。ストレージのシステム情報を見てみると、MacBook Early 2015はリンク速度5.0GT/secなのに対して、MacBook Early 2016はリンク速度8.0 GT/secに向上しているので、その効果がストレートに表われた結果と言えよう。
【Hothotレビュー】Skylake世代のCPUに刷新された「MacBook」 ~処理速度向上、動作時間延長して順当に進化 – PC Watch
MacBookの2016年モデルは2015年モデルと比較してSSDの書き込み、読み込み速度が劇的に速くなっておりNVMEのリンク速度が5.0GT/s(リンク幅x4)から8.0GT/s(リンク幅x2)になっています。
Ars TechnicaやPC Watch, IT Strikeでは他にも複数のベンチマークが掲載されているので、興味のある方は関連リンクからどうぞ。
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コメント
Skylakeのパッケージ全体で10レーンくらいあるPCIe Gen 3のうち2レーンをSSD、1レーンをUSB(こっちはUSB専用の別口を使っているかもしれない)に使って、それだけ!?という感想