ルウェーVivaldi Technologies ASがクロスプラットフォーム対応のWebブラウザ「Vivaldi v1.0」をリリースしています。詳細は以下から。
Vivaldi(ビバルディ)は元Opera Software CEOのTetzchner氏などが設立したノルウェーVivaldi Technologies ASが開発を行っているクロスプラットフォーム対応のWebブラウザで、レンダリングエンジンにはOperaやChromeなどと同じChromium Projectが開発するレンダリングエンジン「Blink」を採用しています。
We're out of beta! Download @VivaldiBrowser 1.0s & invite your friends to try it out! https://t.co/PghQ1UwjPi pic.twitter.com/pWzD7PC1Za
— Vivaldi Browser (@vivaldibrowser) 2016年4月6日
Here it is. After more than a year of public development, we’re honored to share Vivaldi 1.0 with you today. You’re the reason we’ve made it this far.
Vivaldi Web Browser Community – Vivaldi 1.0: Not for everybody, just you
VivaldiとOpera
VivaldiはOpera 12以降で廃止されてしまった機能を意識し、Operaユーザーでも満足できるようマウスジェスチャーや、OS XのランチャーアプリAlfredの様にVivaldiを操作できるクイックコマンドなど既に多くの機能を搭載しており、
「Vivaldi」を開発するVivaldi Technologies社のCEOは、言わずと知れたJon Stephenson von Tetzchner氏であり、共同創設者の冨田氏を含めて、開発チームの人材もその8割がOpera社からの移籍組だという。そして、同社が想定する「Vivaldi」のコアユーザー層はまさに、かつての「Opera」を愛用していた人たち。
「Opera」は「Google Chrome」と同じWebレンダリングエンジン“Blink”へ移行するときに、それまで親しまれていた機能をリセットし、まったく新しいWebブラウザーとして生まれ変わった。その結果、旧シリーズの「Opera 12」を使い続ける“Webブラウザー難民”が取り残されたという話だ。
今は、昔のOperaにあったような機能を実装している段階なので、もしかしたらVivaldiはOpera 12を再現するプロジェクトと思われているかもしれませんが、あくまでもそれは最初のステップなだけで、その先には当然Operaにもなかった新しい機能を入れていくつもりです。実装済みの機能でも、例えばキーボード操作のための「クイックコマンド」は、かつての機能というより新しい機能のひとつと言えると思います。
我々はユーザーのために立ち上がる – 冨田COOに聞くVivaldiブラウザ(前編) (3) 今のブラウザはユーザーの声を聞いていない | マイナビニュース
また、ChroniumベースのためSpeedometerなどのベンチマークスコアはChromeやOperaなどとさほど差はありませんが、1PasswordやEvernoteなどのGoogle Chrome用拡張機能もそのまま利用出来るので、興味がある方は利用してみてください。
関連リンク
- 友人たちのための新しいブラウザ – Vivaldi
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