iOS 11では接続したコンピュータを信頼し、iOSデバイス上の情報にアクセスさせるためにパスコード入力が必要になっています。詳細は以下から。
iOS 10までは、iOSデバイスをMacやPCに接続すると「このコンピュータを信頼しますか?」というポップアップがiOSデバイス上に表示され、Mac/PCのiTunes上には「このコンピュータが”iPhone”上の情報にアクセスするるのを許可しますか?」というダイアログが表示され、それぞれ[信頼]/[続ける]を選択することで、iTunesがiOSデバイス上の情報へアクセスすることが可能ですが、iOS 11ではこのポップアップ許可に続き、コンピュータを信頼するためにiOSデバイスでのパスコード入力が必要になっています。
このコンピューターを信頼しますか?
設定とデータは接続された時にこのコンピュータからアクセスできるようになります。
パスコード入力の必要性
これは単純にセキュリティ機能の強化の様に思えますが、その背景には2016年にアメリカの連邦捜査局(FBI)とAppleの間に起こった「iPhoneのロック解除」問題などに原因があると言われており、
アメリカでは過去に「パスコードの入力は強制することが出来ないが、生物認証データの指紋(Touch ID)によるロック解除は裁判所の許可で命じることが出来る(パスコード≠指紋ロック解除)」という前例があるため、
AppleはiOS Security Guideをアップデートし「パスコードの入兎力に10回失敗するとiPhone上のすべてのデータが消去される」オプションを搭載し、ユーザーがFBIなどに強制されiPhone上のデータを求められた時に全てのデータを消去できる様にしているので、今回のパスコード入力の追加もこの流れに沿ったものだと思われます。
コメント
>ユーザーがFBIなどに強制されiPhone上のデータを求められた時に全てのデータを消去できる様にしている
ごまかしながらわざと間違ってパスコード入力し続けて削除するってことか・・・