GoogleがiOS版「Chrome」をアップデートし、WebViewにiOS 8から導入された「WKWebView」を新たに採用したそうです。詳細は以下から。
Googleは現地時間1月27日、iOS版Google Chromeブラウザをv48.0.2564.87へアップデートしました。Googleは今回のアップデートでChromeのレンダリングエンジンを「UIWebView」からiOS 8で導入された「WKWebView」へ変更。これによりWebViewのメモリ不足が改善され、Chromeのクラッシュ率を70%下げることに成功したそうです。
バージョン 48.0.2564.87 の新機能
このバージョンでは、Apple の最新のレンダリング エンジン WKWebView を採用し、速度と安定性がさらに向上しました。クラッシュ率は 70% 低下し、JavaScript の実行速度も大幅に改善されました。
今回のリリースでは他にも次のような更新が行われました。
• 新しいタブページのアイコン デザインの変更: よく利用するサイトにアクセスしやすくなりました。
• Spotlight との統合: ホーム画面を下や右にスワイプして、Chrome のブックマークを検索できるようになりました。
WKWebViewの採用は安定性の向上の他に、HTML 5との互換性にも影響を与えており、IndexedDBなどHTML 5ベースの技術がサポートされたことでHTML5testのスコアが391から409へ上昇。(iOS 9.2.1のiPadで測定)
Outside of stability, WKWebView brings many other benefits. Web compatibility is improved with support for features like IndexedDB, bringing the HTML5test score for Chrome on iOS from 391 up to 409.
また、Chrome v48.xではバックグラウンドで開いてあるタブに切替えた際のリロード数が25%少なくなり、JavaScriptのパフォーマンスもOctaneベンチマークで1桁以上(higher is better)向上しているそうです。
Switching to background tabs will cause pages to reload 25% less often. JavaScript speed on benchmarks such as Octane is an order of magnitude faster, and scrolling is smoother and more responsive.
*9to5macはここ数日のSafariの不具合を引き合いに出し皮肉っていますが、Ars TechnicaのJavaScript, WebGLベンチマークではChrome v48のスコアはかなり向上しているので、興味のある方は利用してみてください。
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Chrome – Google のウェブブラウザ
カテゴリ: ユーティリティ
関連リンク
- A faster, more stable Chrome on iOS – Chromium Blog
コメント
デフォルトのブラウザ変更できるようにならないかなぁ
確かに