Apple TV 第3世代と第4世代の消費電力を比較してみました。詳細は以下から。
Apple TV (第4世代)はApple A8 デュアルコアプロセッサを搭載し、iFixitiの分解レポートによれば大きくなった筐体のほとんどがヒートシンクに利用され、電源ユニットもApple TV (第3世代)の3.4V・1.75Aから12V・0.917Aに変更されており消費電力の増加が予想されていたので、早速計測してみました。
Last to come out of the box: a great big chunky heat sink with a cute little power supply board tucked away inside.
The redesigned power supply is rated at 12V at 0.917A. Compare that to the 3rd-gen Apple TV’s main reactor, which pumped out 3.4V at 1.75A.
[Apple TV 4th Generation Teardown – iFixit]
消費電力
今回の測定にはラトックシステムのREX-BTWATTCH1を使用し、起動からトイ・ストーリーシリーズ「ニセものバズがやって来た」(約7分ほど)をWi-Fi環境で再生、その時の毎分の消費電力(Wh)を測定してあります。
結果は以下の通りで、第4世代のApple TVは第3世代と比較して毎分の消費電力が0.1(Wh)ほど増え、起動時の消費電力が約2倍になっています。
また、スリープ状態でのApple TV (第4世代)の電力量は1.8 (W)程で、こちらも前モデルより高くなっています(Apple TV (第3世代)はスリープ時、一定周期でON/OFFを繰り返しているようです)。
*REX-BTWATTCH1は毎秒のデータを出力してくれないのでスクリーンショットを利用しています。
tvOS非搭載の旧モデルとの比較はできませんが一通りのコンテンツやアプリを試した結果、Apple TV (第4世代)の消費電力が一番高かったのはGameloftのAsphalt 8などの3Dゲームのプレイ時で、最大5 (W)ほどの消費電力になります。
色々測定してみましたが、Apple TV (第4世代)の消費電力は前モデルと比べて比較的高くはなってるものの、Apple TVを接続しているテレビやMacなどに比べれば微々たるものだと思うので、Apple TVの周りや上に物を置いて長時間のゲームした場合の発熱さえ気にしなければ、あまり気にすることはなさそうです。
追記
リクエストがありましたので、MacBook Pro (Retina, 13-inch, Late 2013)のiTunesでトイ・ストーリーを再生したさいの消費電力も測定してみました、Retinaディスプレイの輝度はちょうど半分でApple TV (第4世代)の約5倍ほどでした。
関連リンク:
- Apple TV (4th generation) – Technical Specifications
- Apple TV (第4世代)はセットアップ時にiOSデバイスのApple IDやWi-Fiの設定情報を利用することが可能に
コメント
Full HDや4Kテレビを使ってるならAmazon fire TVやApple TVみたいなセットトップボックスの電力なんて気にしちゃ駄目マジで
3Dゲームで5Wとかゲームコンソール類に比べたらアホみたいに電気消費低いじゃん
PS3レベルの性能をモバイルチップで実現しているんだから凄いよね。
こういうのを見るとARM系Macを期待してしまう。
Macbook12Retinaで30時間バッテリーとかね。
ゲーム機の消費電力って基本的にこの10〜100倍のオーダーなので、全く気にしなくていいレベルかと
念願のPS4買ってから電気代上がったのはそのせいか…
すげー時代だよな。AppleTVのリニューアルサイクルってどんなもんなんだろう。将来PS4並の性能になってしまうんだろうか。