USB-Cが1ポートとなった2015年モデル以降MacBook Retinaでは起動ディスクの項目からターゲットディスクモードが削除され、利用するにはUSB 3.1サポートのUSB-Cケーブルが必要になっているそうです。詳細は以下から。
初期のMacBook Airなど一部を除くMacにはFireWireやThunderboltポートが備わっており、このFireWire/Thunderboltポートを他のMacに接続することで、そのMacを外付けストレージのように使用できる「ターゲットディスクモード」という機能がありますが、Ars Technicaによると新しいMacBookにはこのターゲットディスクモードで起動するオプションがあるはずの「起動ディスク」項目にターゲットディスクモードのオプションが無くなっているそうです。
Finally, lack of FireWire or Thunderbolt apparently means the end of Target Disk Mode, a special boot mode that would let you plug your Mac into another Mac and use it as external storage. Most people probably never used this feature anyway—I haven’t since I quit IT, where I would use it to drop OS X images on Macs from other Macs—but it’s another thing that all MacBooks have had up until now.
The 2015 MacBook previews a future that’s not quite here – Ars Technica
ターゲットディスクモードはFireWire(SCSI)/Thunderboltでしか使用できないのでこのオプションがないと思われますが、一応ブート時にTキーを押しながら起動するとターゲットディスクモードで起動するそうです。
Update: Though the Target Disk Mode option has been removed from the Startup Disk preference pane for whatever reason, booting while holding down the “T” key still appears to boot the computer into Target Disk Mode. We’re getting the cable we need to verify that it works and will update the article when we do.
The 2015 MacBook previews a future that’s not quite here – Ars Technica
ターゲットディスクモードは高速にファイルをやりとりする他、画面が映らなくなった/壊れたMacの中からデータをサルベージする際にも役立っていましたが、新しいMacBookではこれが出来ないので注意して下さい。
追記
USBを1ポートしか持たない初代MacBook Airの所有者の方に確認していただいたところ、新しいMacBookと同様 ターゲットディスクモードのオプションは無いそうです。お手数おかけしました。
追記2
Appleによると、USB-Cを採用したMacBook Retina Early 2016/2017でターゲットディスクモードを利用するにはMacBookに付属のUSB 2.0準拠のUSB-Cケーブルではなく、USB 3.1準拠のBelkinのUSB-C to USB-Cケーブルなどを使う必要があるそうです。
関連リンク:
- FireWire ターゲットディスクモードの使用方法とトラブルシューティング – Apple
- The 2015 MacBook previews a future that’s not quite here – Ars Technica
コメント
ポート数とターゲットモードって関係性があるってこと?
それとも、初代特有の機能限定バージョンってこと?
ターゲットディスクモードはFireWireかThunderboltじゃないと出来ない。
故にAirは初代だけではなく〜2010年モデルまで無理。
新MacBookも言わずもがな。
もともとターゲットモードってソフト介在で繋がってて
速度はネイティブな接続に比べて
全体的に遅かったぞ。
使った事無いのかな。