OpenAI、2026年1月15日をもって「ChatGPT for macOS」の音声機能を廃止。

ChatGPT＆AI

2025.12.16

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　OpenAIが2026年1月15日をもって「ChatGPT for macOS」の音声機能を廃止すると発表しています。詳細は以下から。

　米OpenAIは現地時間2025年12月15日(リリースノートは11日付け)、来年01月15日をもって同社のAIチャットボットChatGPTのMac用デスクトップアプリ「ChatGPT for macOS」で音声機能を廃止すると発表しています。

We’re retiring the Voice experience in the ChatGPT macOS app on January 15, 2026. This change allows us to focus on more unified and improved voice experiences across our apps.

リリースノートより

　ChatGPTの音声機能はValeやSpruce、Sol、Cove、Maple、Breeze、Juniper、Ember、Arborなどの音声/キャラクターを選択し、ChatGPTと会話しているように質問できる機能*ですが、OpenAIはアプリ全体でより統一＆改善された音声体験に注力するため、ChatGPT for macOSでこの機能を廃止するそうです。

*macOSのアクセシビリティ機能の音声入力機能とは異なります。

　なお、ChatGPTの音声機能はchatgpt.comやiOS、Android、Windowsアプリでは引き続き利用可能とのことなので、macOSデスクトップアプリでは需要が少なかったのか、OpenAIでChatGPT for macOS/iOSの開発を担当されているStephan Casasさんが伝えているように、OpenAIのWebブラウザ「ChatGPT Atlas for macOS」に開発が注力されたことで、リソース不足になっているのかもしれません。

I get this question a lot, and I can finally answer that nearly everyone who works on the ChatGPT macOS app has been stretched thin, and hard at work building Atlas.

macOS is where we live + work, and we’re passionate about making that experience with ChatGPT into something… https://t.co/Ay7LmYr3zc

— Stephan Casas (@stephancasas) October 30, 2025

おまけ

　OpenAIは今年10月に元Appleのショートカットアプリ(Appleの買収前はWorkflow)のエンジニアのAri Weinsteinさんが設立したMac用AIアシスタントSkyを開発するSoftware Applications Incorporatedを買収しており、現在Skyの開発チームがChatGPT for macOSの開発に加わっているそうなので、現在macOSネイティブのChatGPTアプリがElectronアプリになるようなことは無いようです。