NotionのMac用デスクトップクライアントに続き「Notion Mail」アプリもmacOS 26 TahoeでMacのパフォーマンスを低下させるElectronの不具合を修正しています。詳細は以下から。
米カリフォルニア州のNotion Labs, Inc.は現地時間2025年11月08日、クロスプラットフォーム対応のメモ/タスク管理アプリ「Notion」と連携可能なメールクライアント「Notion Mail」をバージョン0.0.42へアップデートするとともに、Electronフレームワークもアップデートし、macOS 26 TahoeのMacでGPU使用率を上昇させパフォーマンスの低下やバッテリードレインを引き起こすElectronの問題に対処しています。
macOS 26 Tahoeでは、Liquid Glassデザインが採用された関係からウィンドウの角や影のレンダリング処理が変更され、これに伴いAppleのプライベートAPIをオーバーライドしてウィンドウシャドーの処理を行っていたElectronフレームワークにより、TahoeにアップグレードされたMacでGPU使用率がスパイクしシステム全体のパフォーマンスが低下してしまう問題が確認され、Electronベースのアプリを提供しているNotionは、直ぐにHotfixとなる「Notion for Mac v4.21.1」をリリースし、
Upgrade to Electron 37.6.0 to address performance issues that some users may be experiencing on macOS 26 Tahoe
What’s New (Mac & Windows) – Notion
Electronフレームワークをパッチが当てられたElectron v37.6.0へアップデートしたと発表していましたが、11月08日にアップデートされたNotion Mail for MacでもElectronフレームワークがv0.0.41のElectron v35.7.5からアップデートされ、v0.0.42では「Electron v39.1.0」が新たに採用されているので、ユーザーの方はTahoeアップグレード前にアップデートしておくことをお勧めします。
Notion Mail for Mac v0.0.42
おまけ
なお、NotionのMac用カレンダーアプリ「Notion Calendar」は現在も問題を含む、Electron v33.2.0を利用しています。
Notion Calendar v1.132.0
- Notionメール – Notion
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