macOS 26 TahoeにアップグレードしたMacで、スピーカーからパチパチというクラックリング/ポップ音がする不具合は一部Xcode/iOSシミュレーターが関係しているもよう。

iOSシミュレーター macOS 26 Tahoe
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　macOS 26 TahoeにアップグレードしたMacで、スピーカーからパチパチというクラック/ポップ音がする不具合はXcodeとiOSシミュレーターが関係しているようです。詳細は以下から。

Xcode 26

　Appleが2025年09月にリリースした「macOS 26 Tahoe」ではLiquid Glassデザインが採用される一方、macOSのオーディオフレームワークの中核であるCoreAudioの不具合により、MacBook ProのスピーカーやDAC経由での音声において、低音域で音声の厚みが減衰し、音声がチープになったり、

MacBook M4 sound quality feels cheap after Tahoe update

MacBook M4 sound quality feels cheap after Tahoe updateより

Apple MusicやYouTubeなどで音楽や動画を再生すると、スピーカーからパチパチというクラックリング音(Crackling Sounds)や、ポップ音(Popping Sounds)がなる不具合があるため、オーディオアプリを開発する開発者からはアップグレードを控えるように通知がされていますが、これらの不具合の内、Macのスピーカーからクラックリング音やポッポ音が出る不具合の一部はXcodeやiOSシミュレーターが関連しているようです。

XcodeやiOSシミュレーターによりCoreAudioの処理が落ちる？

　一昨日、開発者のSina Mirzaei(X@sina_mirzaei)さんがRedditに投稿した内容によるとmacOS 26 TahoeではXcodeやiOSシミュレーターを実行すると、仮想ディスクがマウントされ、複数のバージョンのシミュレーターが起動することにより、CPUとI/O処理に負荷がかかり、CoreAudioがサウンドを正確に処理できなくなることで、結果としてクラックリング音やポップ音が発生するようです。

Permanent fix MacOs Tahoe Crackling sound !

If your Mac’s sound starts popping, glitching, or cutting out whenever Xcode or the iOS Simulator is running, here’s what’s really happening and how to stop it.[…]Each one mounts its own temporary filesystem (you’ll see them in Disk Utility as Apple Disk Image Media). When several are active, they hammer your CPU and I/O so badly that CoreAudio misses its timing budget, which leads to crackles.

Permanent fix MacOs Tahoe Crackling sound ! – Reddit

　そのため、この問題を一時的に解決する方法として、Xcodeの[Window]メニュー → [Devices and Simulators] → [Simulators]で利用しないデバイスを削除してI/Oの負荷を減らす、

iOSシミュレーター

または、以下のコマンドでiOSシミュレーターの事前起動を無効化しておくと、iOSシミュレーターの起動時に多少時間はかかるものの、Xcodeを使っていてもMacのスピーカーからクラックリング音やポップ音が発生する問題が解決するかもしれません。

Permanent fix MacOs Tahoe Crackling sound !

defaults write com.apple.iphonesimulator PrefersPrewarmed -bool NO
defaults write com.apple.CoreSimulator.IndulgeInPrelaunching -bool NO

　ちなみに、MacBookのスピーカーからクラックリングやポップ音が発生する不具合は06月にリリースされたmacOS 26.0 Tahoe Betaから確認されていたそうで、既に複数のフォードバック(FB19615002, FB20656545, FB20190540, FB20391379)が送られ、Appleも次期macOS 26.1での修正を見込んでいるので、特にアップグレードを急がない方は来週リリースされるmacOS 26.1までアップグレードを待った方がよさそうです。

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