Apple Silicon用CLIシステムモニタ「macmon」がApple M3/M4チップで温度センサーが値を返さない時の温度レポートに対応しています。詳細は以下から。
macmonはvladkens(@uid127)さんが開発しているCLIシステムモニタで、asitopやmactopと異なりmacOSのプライベートAPIを利用しsudo無しで動作するため人気となっていますが、このmacmonがバージョン0.6.0アップデートでApple M3とM4チップの温度レポートがよりスムーズになっています。
Smooth temp if no sensor value on m3/m4 chips #12
リリースノートより抜粋
vladkensさんによると、macmonは2024年12月のmacmon v0.4.0アップデートでApple M4までの温度センサーの表示に対応したものの、その表示が以下のようにジグザグになったり、室温より低くなるなど正しくない値を表示するようになっていたそうですが、
#macmon released new version with M4 chips support and more accurate CPU values. Also raw command now return JSON, so tools can be piped to other scriptshttps://t.co/NRuZp5N5XD#opensource #rust #mac #cli #tools pic.twitter.com/0znS4HjQCn
— vladkens (@uid127) December 1, 2024
TG Proを開発するカナダTunabelly Softwareの報告によると、AppleはM3チップ以降で温度センサーの仕様を変更し、CPUの負荷が軽い場合には初めのPコアのみの温度情報を報告し、その他のPコアは消費電力を抑えるため温度情報を報告しないようになっていたそうで、macmon v0.6.0ではこの仕様を反映させ、よりスムーズな温度レポートが可能になっているそうなので、ユーザーの方はアップデートしてみてください。

TG ProによるApple M4のCPU温度レポート
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