Primate LabsがWindowsやMac、Linux、iOS、Androidのクロスプラットフォームに対応した機械学習ベンチマークアプリ「Geekbench AI 1.1」をリリースしています。詳細は以下から。
カナダPrimate Labs Inc,は2024年08月、2021年からGeekbench MLとして開発してきたハードウェアの機械学習処理スコアを測定できるクロスプラットフォーム対応のベンチマークアプリを「Geekbench AI v1.0」として正式にリリースしましたが、
現地時間2024年09月05日、このGeekbench AIの初のマイナーアップデートとなる「Geekbench AI v1.1」をWindowsとMac、Linux、iOS、Android向けにリリースしています。
Geekbench AI v1.1
Geekbench AI v1.1ではWindowsプラットフォームでONNX Runtimeがv1.19へアップデートされ、AMDとIntel CPUでHalf Precisionが改善、iPhoneやMacプラットフォームではiOS 18やmacOS 15 Sequoiaで改善されるCore MLへの対応、ArmNN v24.08、Samsung ENN v3.18へのアップデートが含まれています。
WWDC24:Deploy machine learning and AI models on-device with Core MLより
また、一部のAndroidデバイスでは、アプリをPlay Storeから配信することでGeekbench AIがアクセスできるハードウェアが制限される問題があったそうですが、今回のアップデートでは、この問題が緩和されパフォーマンスの向上が見込まれるほか、各ワークロードスコア検証の並列化、各モデルの再クアンタイズによりパフォーマンスや精度が向上したことで、
各デバイスでのAIスコアがGeekbench AI v1.0のスコアよりわずかに向上しているため、厳密にはGeekbench AI v1.0とv1.1のスコアには互換性がないそうなので、ベンチマークスコアを比較される方は注意してください。
On the balance, most device scores will be slightly higher with this release, meaning Geekbench AI 1.1 scores aren’t strictly compatible with Geekbench AI 1.0 scores.
Geekbench AI v1.1 – Geekbench Blog
- Geekbench AI – App Store
- Geekbench AI – Google Play
- Geekbench AI 1.1 – Geekbench Blog
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