電池表面に苦味成分を塗布したDuracellのAirTag対応「CR2032」電池が日本でも販売を開始しています。詳細は以下から。
伊藤忠商事株式会社と伊藤忠リーテイルリンク株式会社は日本時間2024年07月10日、アルカリ乾電池やコイン形電池を販売する米&シンガポールDuracellの製品の日本での販売をAmazonや楽天市場などのECサイトや家電量販店で開始すると発表しています。
「Duracell」は、乾電池及びコイン形電池の世界的ブランドです。「Duracell」が誇るハイパワーモデルの乾電池「Optimum(オプティマム)」は、米国で特許取得済みの独自開発の素材が使用されており、使用時に優れた持続力を発揮します。また安全性への配慮として、乳幼児による小型電池の誤飲事故の発生を抑制するため、リチウムコイン形電池には人体に無害な苦味成分を塗布しております。
世界有数の乾電池ブランド「Duracell」の日本市場における販売代理店契約締結について – 伊藤忠商事
Duracellの電池は、あまり日本で販売されていなかったため話題になっていませんでしたが、アメリカでは2020年10月に発売された2032と2025、2016サイズのコイン型電池に子供が誤飲し窒息や消化器のやけどを防止するため、誤飲対策パッケージとリカちゃん人形の靴やNintendo Switchのゲームカードのように苦味剤コーティング(Bitter coating)が施されましたが、
この苦味剤をAppleの紛失防止タグ「AirTag」の電池にも採用されているCR2032リチウムコイン型電池にコーティングしたところ、コーティングの場所が悪く、DuracellのCR2032電池をAirTagに入れてもAirTagが起動しないという問題が発生していました。
Duracellはその後、苦味剤のコーティングの位置を変更し、苦味剤コーティングが施されたAirTag対応のCR2032電池を発売、現在はApple推奨のAirTag交換用電池として販売されています。
電池はお子様の手の届かないところでご利用ください。誤飲防止のためには、苦味剤をコーティングしてある CR2032 電池 (Duracell 2032 Lithium Coin Battery with Bitter Coating など) を使用してください。パッケージに「Compatible with Apple AirTag」という記載があるものをご利用ください。苦味剤がコーティングしてある一部の CR2032 電池は、AirTag やその他の電池式製品では使えない場合があります。
AirTag の電池を交換する方法 – Apple Support
伊藤忠はAirTagと互換性のあるCR2032リチウムコイン電池1個入を359円で、2個入を710円、4個入を1,299円で販売しているので、子供の誤飲対策パッケージと苦味剤コーティングが施されたAirTag対応の交換電池をお探しの方はチェックしてみてください。
- AirTag の電池を交換する方法 – Apple Support
- デュラセル リチウムコイン電池 CR2032 1本入り – Amazon.co.jp
- デュラセル リチウムコイン電池 CR2032 1本入り – Rakuten.co.jp
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