米Anker、5kWhから180kWhまで拡張できるモジュール設計で停電時の電力供給や電気自動車への充電、ソーラーシステムからの蓄電が可能な家庭用エネルギー貯蔵システム「Anker SOLIX X1」を発表。

Anker SOLIX X1 Anker
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 米Anker、モジュール設計で5kWhから180kWhまで拡張でき停電時の家電の使用や電気自動車の充電が可能なエネルギー貯蔵システム「Anker SOLIX X1」を発表しています。詳細は以下から。

Anker SOLIX  X1 Energy Storage System

 米Ankerは現地時間2024年04月23日、オンラインでイベントを開催し昨年09月に開催されたクリーンエネルギーイベントRE+ 2023で展示したエネルギー貯蔵システム「Anker SOLIX X1」シリーズの注文を開始したと発表しています。

Anker SOLIX  X1 Energy Storage System

ANKER SOLIX X1 EXTREME FEATURES

  • Customizable Modular Design: 5-180kWh Capacity / 3-36kW Output
  • Seamless Whole-Home Backup in Under 20ms
  • 100% Power from -4°F to 131°F
  • 5.9″ Ultra-Thin Design to Fit Anywhere Around Your Home

Anker SOLIX X1 | Power for the Extremeより

 Ankerによると、2011年にSteven Yangさんにより中国で設立されたAnker(安克)は現在146以上の国と地域で充電器やモバイルバッテリーを発売し、既に1億4千万人を超えるユーザーを獲得しているそうで、2018年からはGaNを利用したUSB充電器を発売し、

Anker SOLIX X1

2022年には新しいポータブルパワーステーションをSolixブランドとして発表しましたが、本日、このAnker SOLIXブランドに新しい家庭用エネルギー貯蔵システム「Anker SOLIX X1」を追加&予約販売を開始すると発表しています。

Anker SOLIX X1

 Anker SOLIX X1はTeslaのPowerwallの様に、家庭の電力システムと統合され、使用電力の監視や制御、停電時のバッテリー切り替え、電気自動車の充電、ソーラーシステムからの蓄電や地域によってはソーラーシステムで発電した電力の販売も可能で、デザインは既存のエネルギー貯蔵システムより約40%も薄く設計されているそうです。

Tesla PowerwallとAnker SOLIX X1

Tesla PowerwallとAnker SOLIX X1

 また、Anker SOLIX X1は、家庭に供給する電力を制御する「Anker SOLIX X1 Power Module (A5101JZ3)」とバッテリー「Anker SOLIX X1 Battery Module (A5220JZ1)」に分かれるモジュール設計を導入しており、Battery Moduleは増設できるため、家の規模に合わせて容量5kWh/3kW出力から最大180kWh/36kWまでのシステムを構築可能。

Anker SOLIX X1 Battery Module

 バッテリーにはEV(電気自動車)などにも利用されているリン酸鉄リチウムイオン(LiFePO4)を採用しており、外気温が55℃でも100%の出力が可能な冷却システムと、気温が0℃以下でも充電できるようモジュールを充電に最適な20℃まで温めるサーマルコントローラー機能を搭載し、約10年間使えるAnker独自の長寿命化技術InfiniPowerにも対応。

Anker SOLIX X1

 Anker SOLIX X1は設置許可や工事が必要なため、価格は公開されていませんが、米Ankerの公式サイトでサインアップすると見積もりを出してくれるそうなので、興味のある方はチェックしてみてください。

PV

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