macOS 14.1 SonomaではWindow Serverのバグにより、Adobe PhotoshopやIllustratorのツールバー、その他アプリのツールがクリックできなくなる不具合があるので注意を。

macOS 14.1 Sonomaのバグ macOS 14 Sonoma
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 macOS 14.1 SonomaではWindow Serverのバグにより、Adobe PhotoshopやIllustratorのツールバーがクリックできなくなる不具合があるので注意してください。詳細は以下から。

macOS 14 Sonoma

 Appleが現地時間2023年10月25日、システムサービスの位置情報設定がリセットされる不具合や暗号化された外部ドライブがマウントできない不具合を修正したmacOS 14.1 Sonomaアップデートをリリースしましたが、

macOS 14.1 Sonomaのリリースノート

macOS 14.1 Sonomaのリリースノート

このmacOS 14.1 Sonomaアップデート後に、Adobe PhotoshopやIllustratorなどのツールバーやxScopeなどのアプリのツールがクリックできなくなる不具合が確認されAdobeやサードパーティ製アプリの開発者が注意を促しています。

Window Serverの不具合

 xScopeなどのmacOS/iOSアプリなどを開発する米The IconfactoryのCraig Hockenberryさんによると、この不具合はmacOS 14.1でアップデートされたWindow Serverの不具合が原因で、xScopeではメインウィンドウとは別のルーラーやガイド、フレームツールをクリックするとクリックイベントがはじかれてしまい、

With last week’s release of macOS Sonoma 14.1 (on October 25th) things changed significantly. A new bug in the window server causes clicks in some of xScope’s tools to be “flipped”. This affects the Rulers, Guides, and Frames tools.[…]Updated November 1, 2023: This bug also affects Photoshop. If you turn off the application frame, clicks go through the toolbar. This video shows the behavior. Developers at Adobe are aware of the issue.

Beware: xScope & macOS Sonoma – The Iconfactory

実際に2種類のレイヤーを表示するだけのサンプルプロジェクトでチェックしてみても、半分はクリック時にウィンドウがアクティブ(Green)になりますが、下半分はウィンドウが非アクティブ(Red)になってしまい、デスクトップをクリックした事になってしまいます。

TopHIts

 また、同様の不具合はAdobeのサポートコミュニティにも多数報告されており、Adobeの開発者もこの問題を把握しているものの、現在のところ根本的な解決策は無いためAppleの今後のアップデートを待つしかないようです。

 *PhotoshopやIllustratorなどのAdobeアプリの場合はアプリケーションフレームをONにしてツールバーをフレームから引き離せばクリックが認識されるようになるので、macOS 14.1へアップデートしてしまった方は、Appleが不具合を次期アップデート(macOS 14.2?)で修正するまで、アプリケーションフレームONの状態で使用してみてください。

Adobe-Photshop

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