AdobeがApple Silicon M1チップをネイティブサポートした「Illustrator v25.3.1」のロールアウトを開始しています。詳細は以下から。
Adobeは日本時間2021年06月22日、一度公開を取りやめていたApple Silicon M1チップ搭載のMacをネイティブサポートした「Illustrator for Mac v25.3」をマイナーアップデートし「Illustrator for Mac v25.3.1」としてロールアウトを再開しています。
このアップデートには、Apple Silicon M1チップのネイティブサポートと「ビューを回転」機能が含まれています。「ビューを回転」機能は、Illustrator iPad版の「カンバスを回転」と同様、カンバスのビューを方向を回転できる機能です。
リリースノートより
Adobeが調査を委託したPfeiffer Researchによると、Apple Silicon M1チップをネイティブサポートした「Illustrator for Mac v25.3.x」は、IntelとApple Silicon Macとで比較して、複雑なベクターファイルでは約4倍(390%)スクロールパフォーマンスが向上し、31の複雑なアートボードを含んだファイルを開く速度は119%向上しており、合計16のベンチマークのトータルでも約65% Intel Macより高速に操作できるとされています。
また、Illustrator for Mac v25.3.xはIntel(x86_64)とApple Silicon(arm64)アーキテクチャをサポートしたUniversal 2 Binary(またの名をFat Binary)となったことで、アプリケーションサイズがv25.2.xの約1.83GBから約2.65GBへ増え、
Adobeも最新のシステム要件で、ハードディスクの要件を「2 GB 以上の空き容量のあるハードディスク、SSD を推奨」から「3 GB 以上の空き容量のあるハードディスク、SSD を推奨」へ引き上げているので、ユーザーの方は注意してください。
- Illustrator の必要システム構成 – Adobe
- 新機能と機能強化 | Illustrator の最新リリース – Adobe
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