Apple、M1チップを搭載し2つのUSB-AとThunderbolt/USB 4ポート、HDMI 2.0、Gigabit Ethernetポートを搭載した「Mac mini」を発表。

　AppleがM1チップを搭載し2つのUSB-AとThunderbolt/USB 4ポート、HDMI 2.0、Gigabit Ethernetポートを搭載した「Mac mini」を発売すると発表しています。詳細は以下から。

　Appleは現地時間2020年11月10日、オンラインでスペシャルイベント「One more thing.」を開催し、iPhone 12シリーズなどに搭載されている「A14 Bionic」と同じ5nmプロセスで8コアCPU/GPUやThunderbolt/USB 4コントローラ、Secure Enclaveを統合したMac用SoC「Apple M1チップ」を発表するとともに、このM1チップを搭載した「Mac mini」を11月17日より発売すると発表しています。

Mac miniは、最も万能なAppleのデスクトップコンピュータです。M1チップを搭載することで、これほどコンパクトなデザインに、驚くべきパフォーマンスや素晴らしい新機能を搭載しています。M1が持つ8コアのCPUは、一世代前のものと比べて最大3倍高速です。[…] 8コアGPUは、グラフィックス性能が最大6倍と大きく向上しているので、Mac miniで複雑な3Dレンダリングのようなパフォーマンスを駆使する作業を軽々とこなせるようになります。機械学習の性能も飛躍的に向上し、一世代前のモデルと比べて最大15倍高速です。

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M1 Mac mini

　新しいMac miniに採用されているApple M1チップはCPU/GPUともに8コア仕様で、Intelの第8世代クアッドコアプロセッサを搭載した一世代前のMac mini (2018)と比較して、CPUパフォーマンスが最大3倍、GPUパフォーマンスは最大6倍も向上し、XcodeやUnity、Logic Pro、FCPXなどのプロユーザー向けアプリもスムーズに利用することが可能。

　M1に内蔵された16コアのNeural Engineにより機械学習(ML)パフォーマンスが最大15倍高速になり、Pixelmatorのズームや写真のレタッチ、オーディオフィルタ、TensorFlow、Create MLといったMLワークロードが飛躍的に向上しているそうです。

　また、I/OポートはM1チップを搭載したMacの中では最も多い、Gigabit EthernetとThunderbolt/USB 4 x2ポート、HDMI 2.0、USB-A（最大5Gb/s） x2ポート、3.5mmヘッドフォンジャックの合計7ポートとなっており、前Mac mini (2018)ではeGPUなしに利用できなかった6K解像度のApple Pro Display XDRもiGPUのみで利用可能で、

クーリングファンを搭載しているため、MacBook Airと違いGPUも削減されておらず、8コアCPUと8コアGPUを搭載したApple M1チップと256GBストレージのMac miniが72,800円、512GBストレージのMac miniが92,800円で、メモリは最大16GB、SSDは最大2TBまで増設可能でフルスペックでは172,800円となります。

M1を搭載したMac miniで可能になること

• Xcodeを使って最大3倍の速さでコードをコンパイルする。
• Shadow of the Tomb Raiderのようなグラフィックスを駆使するゲームを、最大4倍のフレームレートでプレイする。
• Final Cut Proで複雑なタイムラインを最大6倍の速さでレンダリングする。
• Logic Proで最大3倍多くのリアルタイムプラグインを使って、音楽制作を新しいレベルに引き上げる。
• Pixelmator Proで最大15倍の速さで、魔法のように写真の解像度を上げる。
• TensorFlowやCreate MLなど、M1チップによって高速化した機械学習フレームワークを活用する。

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