iOS 14.2/iPadOS 14.2ではiPhone 12 Proや第2世代iPad Pro 11インチなどのLiDARセンサー搭載デバイスで、人の検出や人との距離をユーザーに通知するアクセシビリティ機能が利用可能になっています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2020年11月05日、iOS 14/iPadOS 14対応のiPhoneおよびiPad向けに、動物や食べ物、顔、家庭用品、楽器、性差別のない絵文字など100種類以上の新しい絵文字やAirPodsのバッテリーの最適化機能を追加した「iOS 14.2/iPadOS 14.2 (18B92)」をリリースしましたが、このiOS 14.2/iPadOS 14.2では人の検出とLiDARセンサーを用いた人との距離測定が可能になっています。
拡大鏡で近くにいる人を検知し、iPhone 12 ProおよびiPhone 12 Pro Maxに搭載されているLiDARセンサーでその人との距離を報告可能
拡大鏡で近くにいる人を検知し、12.9インチiPad Pro(第4世代)および11インチiPad Pro(第2世代)に搭載されているLiDARセンサーでその人との距離を報告可能
リリースノートより抜粋
人検出と距離測定の使い方
この機能は目の不自由な人がソーシャルディスタンスを保ったり、人と接触しないようアクセシビリティ機能の1つ「拡大鏡」に導入されたもので、使い方はiOS 14.2/iPadOS 14.2へアップデートしたiPhone 12 ProおよびiPhone 12 Pro Max、12.9インチiPad Pro(第4世代)、11インチiPad Pro(第2世代)で、設定アプリの[コントロールセンター]から[拡大鏡]を追加。
画面右上を下にスワイプしてコントロールセンターを表示し、先程追加した[拡大鏡]を起動し、コントローラー右隅の人検出ボタンを押すだけで、iPhone 12 ProやiPad Pro (2018)のカメラ内に人が映し出されると、その人との距離を表示し、フィードバックをしてくれます。
フィードバックは設定アイコンから音や読み上げ、触感の3つを選択することが可能なので、対象のiPhoneやiPadをお持ちの方は試してみてください。
おまけ
iOS 14/iPadOS 14では同じくアクセシビリティ機能として、オンデバイスの音声認識処理を利用し、火災報知器やサイレンの音を検出すると、警報を聞き逃してしまう可能性があるユーザーに通知を表示する機能が搭載されています。
また、iOS 14.2/iPadOS 14.2には、AirPods Proのバッテリー劣化を軽減するために、AirPods Proが使用される直前までバッテリーの充電率を80%で保留する、AirPods Proのバッテリー充電を最適化する機能も導入されています。
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