AppleがwatchOS 7.1で一部のApple WatchでMacのロックが解除できない問題を修正しています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2020年11月05日、最新のmacOS 10.15 CatalinaやiOS 14/iPadOS 14をサポートしているデバイス向けにmacOS 10.15.7追加アップデートやiOS/iPadOS 14.2アップデートをリリースしましたが、同時にリリースされた「watchOS 7.1」ではApple WatchからMacのロックが解除できない問題が修正されています。
watchOS 7.1には、新機能、機能改善、およびバグ修正が含まれます。
- ヘッドフォンの音量が聴覚に影響を及ぼす可能性がある場合に通知する機能を追加
- 韓国とロシアでApple Watch Series 4以降の“心電図” Appに対応
- 韓国とロシアで不規則な心拍の通知に対応
- 一部のユーザがApple WatchでMacのロックを解除できなかった問題を解決
- Apple Watch Series 6でユーザが手首を上げたときに画面が暗いことがある問題を修正
watchOS 7.1のリリースノートより
Apple WatchでMacを操作する
Apple WatchでMacのロックを自動解除する機能は、2016年にリリースされたmacOS 10.12 SierraおよびwatchOS 3でContinuity機能の1つとして導入され、この機能を有効にすると、MacBookのディスプレイを開いたり、Mac miniやMac Proのスリープ解除時にパスワードを入力しなくてもApple Watchが認証デバイスとなりロックを自動解除してくれますが、
この機能は2020年09月のwatchOS 7アップデート以降、一部のApple Watchで有効にすることができない状態にあったそうで、Apple Support Communitiesでは700人以上のユーザーがこの機能が利用できなくなったと報告しており、
After upgrading to watchOS 7 on Series 3, auto unlock is not working anymore. I get the “activating” message when trying to enable it again on the Mac and then the message I must make sure the watch is unlocked, on my wrist and the phone must be unlocked too. Everything checks out.
Mac auto unlock stopped working after watchOS 7 – Apple Support Communities
このContinuity機能をベースにして、macOS 10.15 CatalinaとwatchOS 6で導入されたApple WatchをMacアプリの認証用デバイスとして利用できるようにする「Macアプリの承認」機能も、watchOS 7アップデート以降利用できなくなっていたそうなので、この問題に遭われていた方は本日リリースされたwatchOS 7.1へアップデートして、システム環境設定で機能を有効にしてみてください。
- Mac auto unlock stopped working after watchOS 7 – Apple Support Communities
コメント
期待されてた心電図解禁は今回も無かったか..
最新のWatchアプリアイコンは、当記事の冒頭にある「スポーツバンド風」(留め金あり)から「ソロループ風」(留め金なし)に変化している。