iOS 13ではBluetoothを利用しビーコンなどで位置情報を取得するアプリでユーザーの許可が必要になっています。詳細は以下から。
AppleはWWDC 2013でBluetoothを利用した屋内測位システム「iBeacon」を発表(現在はほぼ利用されていないようです)し、このiBeaconを用いることでネットワークのない場所でもお店の位置情報や商品の情報を受け取ることができますが、WWDC 2019のセッション 901「What’s New in Core Bluetooth」によると、iOS 13/iPadOS 13/watchOS 13ではBluetoothデバイスの認証方法や位置情報の取得にユーザーの許可が必要となっているそうです。
セッション 901によると、iOS 13ではANCS(Apple Notification Center Service)にプライバシーアップデートが入り、iOSデバイスにBluetoothアクセサリーが接続/情報を共有しようとすると、以下左図のような通知が表示され、加えて、iBeaconなどのBluetoothビーコンやデバイスを用いて位置情報を取得するアプリ(右図)でも通知が出るようになっています。
"Hogehoge"がBluetoothの使用を求めています。 これにより、"Hogehoge"はBluetoothアクセサリを検出して接続できるようになります。このAppはBluetoothを使ってあなたあ近くにいるかどうかを知ることもできます。
Appleはこの通知についてサポートドキュメントを公開し、オーディオBluetoothデバイス以外のBlueoothを利用するアプリで、ユーザーの許可を求めるプロンプトが表示されるので許可するならば[OK]、許可しないならば[Don’t Allow]を選択してほしいとコメントしていますが、これまで通知なしに利用されてきた情報を利用するアプリで急に許可プロンプトが表示されるようになったため、一部のユーザーは戸惑っているようです。
With iOS 13, iPadOS 13, watchOS 6, and tvOS 13, an app must ask permission to use Bluetooth functions except to play audio to a Bluetooth device, which doesn’t require permission. The permission prompt includes a brief explanation of how the app uses Bluetooth, which may include discovering nearby devices, refining location information and other uses.
If an app would like to use Bluetooth on your device – Apple Support
- What’s New in Core Bluetooth – Apple Developer
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