15年前からMac OS存在し続け2018年元旦にゼロデイとして公開されたroot権限昇格の脆弱性がセキュリティ・アップデート2018-001で修正。

IOHIDeous脆弱性について OS X
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 Appleは15年前からMac OS存在し2018年1月1日にゼロデイとして公開された脆弱性をセキュリティ・アップデート2018-001で修正したと発表しています。詳細は以下から。

Apple Kext icon

 iOSのJailbreakなどを研究しているSiguzaさんは今年01月01日、Mac OS X v10.2 Jaguar時代からmacOS 10.13.1 High Sierraまで約15年間Mac OS存在し続け、非特権ユーザーでもカーネルのReal/Writeが可能になり、SIPを無効にし任意のコードを実行できるIOHIDFamilyの脆弱性(通称:IOHIDeous)を公開しましたが、Appleは現地時間2018年01月23日にリリースしたmacOS 10.13.3 High SierraやOS X 10.11.6/macOS 10.12.6向けのセキュリティ・アップデートでこの脆弱性を修正したそうです。

IOHIDFamily

  • Available for: macOS High Sierra 10.13.2, macOS Sierra 10.12.6, OS X El Capitan 10.11.6
  • Impact: An application may be able to execute arbitrary code with kernel privileges
  • Description: A memory corruption issue was addressed with improved memory handling.
  • CVE-2018-4098: Siguza

About the security content of macOS High Sierra 10.13.3, Security Update 2018-001 Sierra, and Security Update 2018-001 El Capitan – Apple Support

 IOHIDeousについてSiguzaさんは「AppleはmacOSに“Bug Bounty Program”を提供していないが、私は数年前からAppleにこの脆弱性を報告し続け、PoCも送ったが返事がなくmacOS 10.13.2で一部機能が何らかの理由で動かなくなりリモートではなくローカルでのroot権限昇格なので、2018年01月01日にPoCを含め全てをゼロデイとして公開した」とコメントし、

IOHIDeous脆弱性について

Wreaking havoc
After all the trouble we went through to get here, it’s high time to do some damage! Let’s get root, bring the kernel task port to userland, install a root shell, and disable SIP and AMFI for good! 😀

IOHIDFamily 0day – IOHIDeous

その後セキュリティ研究者らから非難を受けていましたが、結果的にこれが功を奏したのか、Appleはこの脆弱性を現在サポートしているOS X 10.11.6 El Capitan以上で修正したと発表しているので、興味のある方はセキュリティ・アップデートをチェックしてみて下さい。

コメント

  1. 匿名 より:

    もうすっかりセキュリティを語れない会社になってしまったね。

  2. 匿名 より:

    15年間ご苦労様でした。

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