Apple、iOS 11でiPhone 5や5cなど32-bitデバイスおよび32-bitアプリのサポートを終了する方針。

　AppleはiOS 11でiPhone 5や5cなど32-bitデバイスおよび32-bitアプリのサポートを終了する方針の様です。詳細は以下から。

　Appleは昨日、WWDC 2017の基調講演の中で次期iOSデバイス用OS「iOS 11」を発表し、開発者向けにBeta版を公開しましたが、Appleが公開したiOS 11のプレビューページによるとiOS 11は32-bitデバイスをサポートしないようです。

iOS 11対応デバイス

　現在Appleの32-bit SoC “Apple A6″を搭載しiOS 10に対応したiOSデバイスは2013年に発売された「iPhone 5」および「iPhone 5c」がありますが、これらのデバイスはiOS 11の互換性リストに記載されていた炒め、iOS 11へアップグレードが出来ず、セキュリティ的にサポートが終了されると思われます。

32-bitアプリ

　また、MacRumorsによるとiOS 11 Betaへアップグレードした複数の開発者が32-bitアプリを起動しようとすると「iOS 11でこのアプリを利用するには、このアプリの開発者はアプリをアップデートする必要があります」といった主旨の警告が表示されるそうで、

The developer of this app needs to update it to work with iOS 11

同様の警告はiOS 10.3でも表示されるようになっていますが、AppleはiOS 11 Betaのリリースノートに「32-bitアプリは将来リリースされるiOS 11 Betaで動かなくなります」と記載しているので、今年の秋にもリリースが予定されているiOS 11でも32-bitアプリは動かないものと思われます。

おまけ

　また、AppleはmacOSでも32-bitアプリを廃止するため、2018年1月からMac App Storeと通して発売される新しいアプリに64-bit化を義務付け、macOS 10.13 High Sierraを32-bitアプリをサポートする最後のmacOSにする方針を打ち出しています。

• iOS 11 Preview – Apple
• 32-Bit Apps No Longer Supported in iOS 11 – Mac Rumors