Apple WatchにWindows 95をインストールし起動することに成功した動画とその手法が公開されています。詳細は以下から。
Apple WatchにWindows 95をインストールしたのは前回Apple Watch上でMac OSを起動させることに成功した開発者のNick Leeさんで、Bochs x86エミュレーターをApple Watchへ移植したBochsWatchOSを開発、インストールから起動までを行うことに成功したそうです。
I installed Windows 95 on my Apple Watch. Here's what happened:https://t.co/KlpjcuzVS3
— Nick Lee (@nickplee) 2016年4月29日
Windows 95の動作
LeeさんによればApple WatchはWindows 95のシステム要件となるCPU Intel 386DX 20MHz, 4MB RAM, 35MB ストレージより数十倍高いスペックとなるCPU Apple S1 520MHz, 512MB RAM, 8GB ストレージを搭載しており、エミュレーター上での起動に時間はかかるものの動作には問題ないそうで、
With a 520 MHz processor, 512 MB of RAM, and 8GB of internal storage, the Apple Watch packs a lot of computing horsepower into a very small package. On paper, its processor alone is about twenty-five times faster than the average 386, and 512 MB was the size of a hard drive in the mid nineties, not memory. As a result, I was feeling confident that the Apple Watch had the ability to run one of the most revered desktop operating systems Redmond has ever produced.
Windows 95の起動時間中、Apple Watchがスリープしないようにデジタルクラウンを常に回すためのモーターと接着剤が別途必要になるそうですが、エミュレーターBochsWatchOSおよびインストール手順などはLeeさんのGitHubとMediumに公開されているので、興味がある方はチェックしてみてください。
関連リンク
コメント
Apple WatchてPC-98より性能良いのか。
ずっとクラウンを回しておく、でワロタ
Windows 95のシステム要件に、CPU Intel 386DX 「20Hz」と書かれていますが、これは正しいのでしょうか? リンク先にもその元になった英語版の中にも、プロセッサー速度に関する記述は無い様です。
失礼いたしました、20MHzでした。ご指摘ありがとうございます。
また、Intel 386DXシリーズは周波数12~40MHzのものがありますが、Leeさんの”about twenty-five times faster than the average 386″を元に520/25~20MHzと記載しています。
S1っつってもx86じゃないからね
周波数だけ見てxx倍とか意味あるのかな