サブディスプレイ化するKitを発売する人やWacomのIntuos3に入れ液タブ化する人が現れるまでに流通し始めたiPad用Retinaディスプレイ…

　一部ユーザーの間ではeDP <-> DP変換しMacやPCの外付けディスプレイとして活用されるまでに流通してきたiPad用のRetinaディスプレイですが、

Retinaディスプレイを入れるケースが無いことからKickStarterでは変換ボード＆フレームKitを発売するためのプロジェクト「OSCAR: The Open Screen Adapter」が始まったり、さらにWacomのペンタブレット「Intuos3 PTZ-630」を改良し、Retina液晶タブレット化してしまう人も現れたようです。詳細は以下から。

OSCAR: The Open Screen Adapter

　「OSCAR（the Open SCreen AdapteR）」はKickStarterでiPad Retina用 9.7inch LCDディスプレイをDisplayPort化するKitを制作するための出資を募っているプロジェクトで、

・液晶スタンド

・12V電源

・MicroUSBケーブル

・OSCAR（eDP <-> DP変換ボード）

・DisplayPortケーブル

・Retinaディスプレイ（LP097QX1）

・ディスプレイ用アクリルケース

　KitにはOSCARの他に以上のパーツが含まれており、OSCARには電源ボタンの他に光度調整ボタンもあるそうです。

　出資額は15,000ポンド（3月17日現在 約11,000ポンド）を目標にしており、150ポンド（約2万5千円）でFull Kit、65ポンドでOSCARボードのみとなっているようです。

Adafruit

　Adafruitの「Adafruit Qualia 9.7″ DisplayPort Monitor – 2048×1536 Resolution –」はiPad Retinaディスプレイ用 DisplayPort変換ボードとフレームのKitで1~9ロットで$244.95、10~99ロットで$202.46で発売されており、

　LT3754 コントローラーを使用しバックライトの光度調整も可能で、ドライバー1本で組み立てられ、また5V AC電源が煩わしいという人は単３電池を使ったバッテリーでも使えるそうです。

・NEW PRODUCT – Adafruit Retina iPad to DisplayPort Driver w/Display（プロトタイプ）

Wacom Intuos3 + iPad Retinaディスプレイ

　去年からeDP <-> DP 変換ボードを発売していたAbusMarKのDPADAPTERはUSB電源で起動できるため、これを使いWacomのIntuos3 PTZ-630にRetinaディスプレイを入れ液タブ化したbumhee34さん(blog)。

　Wacom Intuos3 のPTZ-630はパネルサイズ（203.2×152.4mm）とiPadのRetinaディスプレイサイズ（208.88×167.12mm）にぴったりなので、電磁誘導方式のタッチパネルを外し中をくり抜き、中にRetinaディスプレイを入れ、上に強化ガラスをしいて作ったそうです。

　電磁誘導方式のタッチパネルはPADなども使用されおり、透過性があり上にガラス板を敷いても反応するそうです。動作動画

DMM 3Dプリントで作った方＠2ch

*DMMの3Dプリントサービスを使用して3Dデータからナイロンケースを作成した>>188さん。
　素材はアクリル樹脂やナイロンが選択可能で、ベゼルパネルやVESA75マウント穴付用も作成しているようです。
 

関連リンク：

・iPad用Retinaディスプレイを8枚使用して 8192x3072pixのマルチディスプレイ環境を構築した人が現れる

Wacom Cintiq 22HD touch 液晶ペンタブレット 21.5インチ タッチ機能搭載 DTH-2200/K0 [Personal Computers]

ワコム

2013-05-17

[引用元: 1]