Googleが「重要なFlashプラグイン コンテンツ」のみを実行しノートPCのバッテリー消費を大幅に低減させる設定をGoogle Chromeに搭載したと発表しています。詳細は以下から。
今年の4月、The Vergeが新しく発売されたMacBook Proのバッテリーベンチマークを行った際、「MBPでSafariを使用しベンチマークを行った場合、13時間18分バッテリーが継続したがGoogle Chromeでは9時間45分しかもたなかった」という内容の記事(Google ChromeはまだMacBookにとっての脅威だ)を掲載し話題になりましたが、Googleはこの様なバッテリー問題に対し「重要でないFlashプラグイン コンテンツを抑制する」オプションをChromeに搭載したそうです。
Hey Google, thanks for listening and making Chrome more battery-friendly http://t.co/xBGxdQaTbG by @vladsavov http://t.co/xDeu8yI43m
Google Chrome Blogによると「AdobeのFlashはWebページにリッチコンテンツを提供してくれます。しかし、時にこのコンテンツはあなたのノートPCのバッテリーを絞りとってしまいます。そこで、我々はAdobeと共にWebの電力消費を抑えることが出来るオプションをChromeアップデートで提供しました」として、Webページのメインコンテンツに表示されているFlashは止めること無く、他のコンテンツだけを一時的に止める技術を開発&追加したそうです。
Adobe Flash allows web pages to display rich content—but sometimes that can put a squeeze on your laptop’s battery. So we’ve been working with Adobe to ensure that your experience on the web can be power-efficient as well as rich and interactive—and today, we’re introducing an update to Chrome that does just that.
When you’re on a webpage that runs Flash, we’ll intelligently pause content (like Flash animations) that aren’t central to the webpage, while keeping central content (like a video) playing without interruption.
[Better battery life for your laptop – Google Chrome Blog]
設定方法
このオプションはGoogle Chrome Betaチャンネルで同日にリリースしたChromeのBeta版ではデフォルトで有効になっているそうですが、現在安定版のv43.xでは手動で設定しなければ有効にならないそうで、使用したい場合は以下の手順で設定して下さい。
- コンテンツの設定のURLをGoogle Chromeで開く「chrome://settings/content」
- プラグイン設定から「重要なプラグイン コンテンツを検出して実行する」を選択
試してみた
Google Chromeには「プラグイン コンテンツをいつ実行するか選択(クリックして再生)」というオプションが前から用意されており、ブロックされたコンテンツは完全に表示されませんでしたが、
新たに導入された「重要なプラグイン コンテンツを検出して実行する」では始めのシーンが表示され、そこで再生がストップされるようになっているので試してみてください(edition.cnn.comなどで確認するとよく分かりす)。
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コメント
ちょろめなんぞ使わなければよい
コンテンツをいつ実行するか選択 で、見たいサイトだけ例外設定してる
FlashのせいにするGoogle先輩マジパネッス
重要なflashコンテンツってflash cookieを弄るやつのことですね。分かります。
>>2
それだと例外指定したサイト内のFlashが全部実行される、っていうのが今回の改善点