底面カバーを開けるのにちょっとした工具が必要となったMac mini Late 2014ですが、それ以外にも調べてみると色々と変わっていたのでまとめました。詳細は以下から。
メモリ
メモリは公式サポートページにも掲載された通りユーザーが手を付けられず、4GB, 8GB, 16GBのいずれかで選択するしか無いそうです。
Memory ReplacementThe memory for Mac mini (Late 2014) computers isn’t user accessible and is integrated into the main logic board. You can configure your computer’s memory at the time of purchase.
[Mac mini (Late 2014): Memory specifications – Apple]
HDD
下位モデルやFusionDriveに使用されているHDDはHGST 5400 RPM 7mm厚のもので、Late 2012の時から変更無いようです。
・Late 2012:Our model came with a 500 GB Hitachi hard drive. – iFixit
・Late 2014:Tucked under the tray: a 500 GB, 5400 RPM HGST hard drive, coming in at 2.5″ wide and 7 mm thin. – iFixit
SATAコネクタ
Mac mini vaultの分解レポートによるとHDD/SSDが接続されているSATAコネクタとポートの接続部分にはLate 2012には無かった特殊ネジ(T6 Torx Security)を使用したカバーがあるそうです。
SATA connector secured with torx screw
PCIe SSD
PCIe SSDについては別途ケーブルを用意する必要があるものの、AirPort用のPCIeポートの近くに開いているポート(オレンジ色)に接続できるようです。
(Late 2011/2012の際もHDD/SSD増設キットが秋葉館さんなどから発売されたので、そのうちサードパーティ製のものが販売されると思います )
While past Mac Minis have featured two SATA ports, allowing users to upgrade their base model with an extra hard drive, this year we only get one.
However, this empty socket over here may well be a spot for a PCIe cable, enabling the installation of a blade SSD.
PCIe SSD 2
またPCIe SSDはHDDマウンタ裏にPCIe SSD用のマウンタ(ネジ穴だけですが)があるそうでここにネジ止めしてロジックボードと接続するようです。
ファン
Late 2014に使用されているシロッコファンはLate 2012のものと違いAHB(Advanced Hydraulic Bearing)が採用されており、油圧”Hydraulic”ベアリングでLate 2012まで採用されていたボールベアリング式ファンよりより静音になっている予想されているようです。
AHB is best for fans that operate at a lower speed. It’s better at absorbing shock and dampening vibration than traditional ball bearings, making for a quieter fan.
AirPort/AirMac
AirMacはPCIe接続になり802.11a/b/g/n/ac(Late 2013以降のiMacやMacBook Pro Retinaと同様の3ストリーム)、Bluetooth 4.0 (Low Energy)をサポート。
Gone is the funky cable-connected AirPort card of yesteryear, this AirPort card is now full-fledged PCIe, supporting Wi-Fi ac.
特殊ネジ
Mac mini Late 2012までT6やT8などのいわゆる「トルクス」ネジを採用していましたが、Late 2014の底面カバーを開けたところには「いたずら防止(TR:Tamper-Resistant)」のセキュリティートルクスTR6が使用されているので、このドライバーがないと内部までアクセス出来ないそうで。
Time to break down the door and see what’s changed inside. The plastic bottom cover snaps onto three screws—three TR6 Torx Security screws. Really? Rude.
また、このネジは今まで見たことないほど小さく、iFixitが販売しているツールキットに入っているTR7より小さいため、iFIxitのツールデザインチームが現在改良中だそうです。日本では大型ホームセンターに行けば「スタードライバー いじり止めセット」という形で売っているかもしれません。
This is the smallest Torx Security screw we’ve ever seen — our kits go down to T7 Security, so we asked our tool design team to get improvising.
関連リンク:
・2014 Mac mini tear down and benchmarks. – Mac Mini Vault
・Mac Mini Late 2014 Teardown – iFixit
・Mac Mini Late 2012 Teardown – iFixit
コメント
3個のトルクスネジ開けるためにTR6回し買うより、ニッパーでネジ潰して力任せに開けたほうがいいなこれ。
どうせMac miniなんてエントリー機だし。
ダイソーで買えるもんをケチるとか
TR6の低頭ビスをニッパーやペンチで摘んで回すなんて絶対ムリ
ネジ穴やビス頭潰して其れこそ悲惨な事になるぞw
素直にドルクスドライバー買った方がおりこうさん
まぁ極小の弄り防止トルクス使うって事は
「お前ら此処から先は絶対に開けるなよ!」>アップル ってことだかんね
なんやらつまらんなったな
ヘラで開腹してたころが懐かしいわ
ここまで邪魔するなら素直にThunderboltで繋ぐわ
換装するのも楽だしね
うちのMac mini Late2012のWi-Fiだけ交換したい。
今のが高度情報戦なら、ヘラ使って開けてたときは艦隊戦だな
そういうのが面倒なので、指でクイッとひねるだけであっさり開くやつを使い続けるわw
これから出るモデルは全てUSB-Cになりそうだから、今さら2014モデル買おうか迷い中です…
待ったほうがいいよ
Macはそういうのの採用が遅いかんなぁ