iFixit、スマホやMac/PC、家電、ゲーム機など7万以上の製品の故障原因や修理方法を調べられるAI「FixBot」を搭載した新しい「iFixit」アプリをiPhoneとAndroid向けにリリース。

ChatGPT＆AI

2025.12.10

記事内に広告が含まれています。This article contains advertisements.

　iFixitがAIを利用しiPhoneやMac/PC、家電、ゲーム機など7万種類以上の製品の故障原因や修理方法を確認できるチャットボット「FixBot」を公開しています。詳細は以下から。

　iPhoneやiPad、AndroidスマートフォンやMac/PC、ゲーム機などの電子機器の分解や修理マニュアルの公開し、それに合わせた修理キットやパーツを販売する米iFixtは現地時間2025年12月09日、AIを利用しスマホやMac/PC、家電、ゲーム機など72,000点以上の製品の故障原因と修理方法を確認できるFixBotを搭載した「iFixit」アプリをiPhoneとAndroid向けにリリースしたと発表しています。

We’ve got big news: Today, you can download the iFixit app from the App Store and Google Play Store. All the repair guides you know and love, streamlined for mobile. A workbench that keeps track of your repairs. And some awesome app-only features, including a battery lifespan predictor and voice control with our brand-new AI repair buddy, FixBot.

The iFixit App Is Here – iFixit

　iFixitは2011年09月にもiFixitアプリをリリースしていましたが、2015年にAppleから提供されたApple TVの開発者ユニットを許可なく分解して記事を公開してしまったことが原因で、紐づけされていたAppleアカウントが秘密保持契約違反によりBANされ、そのAppleアカウントを利用しApp Storeに公開していた初代iFixitアプリも巻き込まれ、2015年以降、公開が停止されていたそうです。

初代iFixitアプリ

　幸いiFixitはWebサイトがモバイルデバイスでの表示に対応していたため、アプリが消されても問題なく現在までやってこれたそうですが、近年、AppleがユーザーにMacやiPhone、iPadの修理を認め「Self Service Repair」プログラムを開始、更にAIの発達によりユーザーがチャットや会話でチャットボットから直接修理方法を調べられるようになったことから新しいiFixitアプリの開発を始めたそうで、

新しいiFixitアプリは初代iFixitアプリと同じく、iFixitに掲載されているiPhoneやMac、PC、ゲーム機などの製品の修理方法を確認できるようになっている他、新たにAIリペア・アシスタント「FixBot」を搭載し、スマートフォンのスピーカーとマイクを利用し修理方法を聞いたり、カメラを利用し問題を検証したりすることができる他、一部の製品は修理手順を写真や動画で表示することもできるようになっています。