マウスカーソル付近に現在の入力ソース名を表示したり、アプリやサイト毎に入力ソースを切り替えてくれるMac用ユーティリティ「Input Source Pro」がオープンソース化されています。詳細は以下から。
Input Source Proは中国のRunju Huangさんが2020年にリリースしたMac用IMEユーティリティで、通常メニューバーにのみ表示されている入力ソースをマウスカーソル位置にも表示してくれる機能がありますが、このInput Source Proがオープンソース化されています。
After announcing that Input Source Pro will remain free forever, I’ve decided to take it one step further by making it open source. You can now find the code on GitHub under the GPL-3.0 License.
リリースノートより
オープンソース化された最新のv2.6.1を含むInput Source Pro v2.xでは、マウスカーソル位置に英語や日本語、中国語などの入力ソース名を表示してくれる機能の他、入力ソース名をアプリおよび画面の四隅や中央などの相対位置に表示することや入力ソース名ラベルの外見の変更が可能になっています、
また、Input Source Proではブラウザやエディタなどアプリを切り替えることに入力ソースを切り替えられる機能や、SafariやChrome, Firefoxなどでタブを切り替える毎に入力ソースを切り替えるアプリ/ブラウザルールも設定できるようになっています。
Input Source Pro v2.6.1のシステム要件はmacOS 11 Big Sur以降のIntel/Apple Silicon Macで、RunjuさんはInput Source Proのオープンソース化について、新しい家族(男の子)が出来たことと就職活動などで開発に割ける時間が減ったことを理由として上げており、
一度は有料かも考えたそうですが、多くの多言語ユーザーが利用してくれていることから、引き続き無料で提供することにしたそうで、ユーザーに対しては開発のサポートや不具合のフィードバック、アプリが気に入ればスポンサーになって欲しいとコメントしているので、興味のある方は試してみてください。
おまけ
なお、Input Source Proはオープンソース化に伴い、Mac Ap Storeでの配信が終了していますが、新たにHomebrew (cask)でインストールできるようになりました。
brew install --cask input-source-pro
- 入力ソースを簡単に切り替えて追跡 – Input Source Pro
- runjuu/InputSourcePro: Switch and track your input sources with ease ✨ – GitHub
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