MicrosoftがMicrosoftアカウントにサインインせずにファイルを表示できる匿名ファイル共有に対応した「Word、Excel、PowerPoint for iPhone/iPad」をリリースしています。詳細は以下から。
Microsoftは現地時間2025年04月14日、同社の文章作成、表計算、プレゼンテーションアプリ「Word, Excel, PowerPoint for iPhone/iPad」をバージョン2.96へアップデートし、新たに「匿名ファイル共有 (Anonymous file sharing)」機能に対応させたと発表しています。
iPhone および iPad の匿名ファイル共有:匿名ファイル共有が iPhone および iPad で利用可能になりました。Word、Excel、PowerPoint での共同作業者が、あなたが共有したファイルを iPhone や iPad デバイスで開いて表示できるようになりました。サインインの必要はありません。編集やコメントの追加を行う場合には、引き続き Microsoft アカウントが必要です。
Microsoft Word – App Store
MicrosoftのWord, Excel, PowerPointアプリは、これまで共有されたファイルを開くのにMicrosoftアカウントでのサインインが必要でしたが、匿名ファイル共有に対応したWord for iPhone v2.96などでは、Microsoftアカウントを持っていない人でもアプリを利用し共有されたファイルを閲覧することが可能になっています。

匿名ファイル共有をサポートしたWord for iPhone
匿名ファイル共有機能により、App StoreからWord, Excel, PowerPointをダウンロード&インストールしておくだけで、オフィスドキュメントを形式を崩さずに閲覧することが可能になっていますが、ドキュメントの編集やコメントは引き続きMicrosoftアカウントでのサインインが必要なんので注意してください。
おまけ
なお、Microsoft Insider Blogによると、企業用アカウント(Microsoft Entra ID)で共有されたファイルは引き続きMicrosoftアカウントでのサインインが必要で、匿名ファイル共有を利用するにはファイルを共有するユーザーは共有リンク作成時に[リンクを知っていれば誰でも閲覧可能 (Anyone with the link can view)]を選択する必要があるそうです。

Anyone with the link can view
- Microsoft Word – App Store
- Microsoft Excel – App Store
- Microsoft PowerPoint – App Store
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