MicrosoftがApple Silicon Macで「Windows 11 on ARM」仮想マシンの使用を正式に認めたことで、VMwareも今後対応するようです。詳細は以下から。
Microsoftは現地時間2023年02月16日、MacでWindowsやLinuxなどの仮想化が可能な仮想化ソフトウェア「Parallels Desktop」シリーズを開発するParallels International GmbH.をパートナーとし、Apple M1/M2 Mac上の「Windows 11 on ARM」仮想マシンを承認&ライセンスを提供すると発表しましたが、これに対し、同じくMac向けの仮想化ソリューションを提供するVMwareも今後の対応を発表しています。
Parallels® Desktop version 18 is an authorized solution for running Arm® versions of Windows 11 Pro and Windows 11 Enterprise in a virtual environment on its platform on Apple M1 and M2 computers.
Options for using Windows 11 with Mac® computers with Apple® M1® and M2™ chips – Microsoft Support
VMware FusionとWindows 11 on ARM
VMwareでプロダクトラインマネージャを務めるMichael Royさんによると、VMwareは2022年11月にリリースした「VMware Fusion v13」で、Mac Studioなど最新のApple Silicon Macをサポートし、加えてMicrosoftからのライセンスは得られないもののWindows 11 on ARM仮想マシンの作成をサポートしていましたが、
Royさんは、いつになるか断定できないものの、今回、MicrosoftがParallels Desktopを利用したWindows 11 on ARM仮想マシンを認めたことから、VMwareも新しいパートナープログラムを通じてユーザーが望むWindows-on-Macの体験を提供できると考えているそうです。
With today’s announcement from Microsoft, we’re thrilled to finally be able move full-speed ahead in offering world-class support for Windows on Mac computers with Apple silicon with VMware Fusion via a new partner program to help us along the journey.
Microsoft Now Officially Supports Windows on Mac computers with Apple silicon – VMware Blog
VMware FusionはParallels Desktopと異なり、以下のような個人利用に対しPlayerの無償ライセンスを提供しているので、Microsoftが許可すればWindows 11 on ARMのライセンスのみで、Windows-on-Macを体験することが可能になります。
個人使用の例:
- 仮想マシンやコンピュータなどについて学んでいる学生(教育機関以外で)
- 家のMacでWindowsゲームをプレイしているユーザー
- オープンソースアプリの構築とテストを行っている
- ホームベースのサービス(メディアサーバーやファイアーウォール)を提供するためのVMとコンテナの実行
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