Macに接続されたBluetoothヘッドホンやアクセサリーが断続的にMacのスリープを解除してしまう問題を解決してくれる「Bluesnooze」を使ってみた。

　Macに接続されたBluetoothヘッドホンやスピーカーが断続的に接続されることでMacのスリープを解除してしまう問題をスリープ時にBTをOFFにすることで解決してくれる「Bluesnooze」を使ってみました。詳細は以下から。

　macOSやWindowsにはMacやPCに接続されたキーボードやマウスなどのBluetoothデバイスからスリープを解除することが可能で、macOSではシステム環境設定の[Bluetooth] → [詳細設定] → [✅ Bluetoothデバイスでコンピュータのスリープ解除を可能にする]オプションがありますが、

Bluetoothデバイスでコンピュータのスリープ解除を可能にする

この機能を有効にしておくと、マルチペアリング対応のBluetoothヘッドホンやスピーカー、その他BluetoothデバイスからMacが誤ってスリープ解除されてしなう場合(不具合?)がたまに見かけられますが、その様な自体を引き起こさないために、Macがスリープに入ると同時にBluetoothをOFFにしてくれるユーティリティ「Bluesnooze」がリリースされたので利用してみました。

If you pair Bluetooth headphones or speakers with both your phone & Mac it can be frustrating when your sleeping Mac connects intermittently and disrupts the audio.With Bluesnooze the Bluetooth connection is switched off when your Mac sleeps, and switched on when your Mac wakes.

odlp/bluesnooze: Sleeping Mac = Bluetooth off – GitHub

　Bluesnoozeを開発＆公開したのはイギリスでフリーランスのエンジニアをされているOliver Peateさんで、このアプリをインストール＆起動しておくだけで、Macのスリープ時にBluetoothをOFFにし、Bluetoothオーディオやアクセサリーからのスリープ解除がされない状態にしてくれます。

(上)スリープ前、(下)スリープ復帰後にOFFになっているBluetooth設定

　Bluesnoozeを利用する際の注意点としては、このアプリはスリープ解除後に再びBluetoothをONにしてくれる機能を搭載しているものの、正確にはスリープ解除＆ログイン後にBluetoothをONにするため、ペアリングされたBluetoothキーボードやマウスからのスリープ解除はもちろん、Apple Watchを利用したMacのアンロックも利用できなくなります。

Caveats

• Please note this app is not compatible with the “Allow your Apple Watch to unlock your Mac” feature.
• Unfortunately this app can’t be distributed via the App Store because it uses a private API to switch Bluetooth on/off (but the release version is notarized by Apple).

　また、BluesnoozeはAppleのプライベートAPIを利用しているため、Mac App Storeでは公開できないそうですが、GitHubリポジトリにソースコードと公証済みのバイナリ(アプリ)が公開されており、brew caskでもインストール可能となっているので、何もしていないのにMacのスリープが解除されてしなう現象に悩まれている方は試してみてください。

brew install --cask bluesnooze

• odlp/bluesnooze: Sleeping Mac = Bluetooth off – GitHub