Appleの「探す」ネットワーク/アプリが、サードパーティ製アイテムの探索に対応したそうです。詳細は以下から。
Appleは2020年06月に開催したWWDC20で、ユーザーが紛失したり盗難に遭ったiPhoneやiPad、MacBook、AirPodsを探すためにAppleが提供している「探す (Find My)」サービスをサードパーティにも開放すると発表していましたが、
現地時間2021年04月07日、この「探す」サービスがサードパーティ製品の探索に対応したと発表しています。「探す」サービスはMade for iPhone (MFi)プログラムの一環である「探す」ネットワーク対応アクセサリプログラム(The Find My Network Accessory Program)を通過したデバイスが利用可能で、
Appleは本日、新しくなった「探す」アプリケーションを公開しました。同アプリケーションの最新版では「探す」アプリケーションから利用できる、何千万台ものAppleデバイスにより構成されているAppleの探索ネットワークが備えるプライバシーが保護された安全な探索機能を、Apple以外の他社製品からも利用できるようになりました。
Appleの「探す」ネットワークで、新たに他社製のアイテムを見つけることが可能に – Apple Newsroom
リリーズ段階ではVanMoof社の電動自転車「S3」やBelkin社の完全ワイヤレスイヤホン「SOUNDFORM Freedom」、Chipolo社の忘れ物防止タグ「ONE Spotアイテムファインダー」が対応しているそうです。
サードパーティ製品の「探す」サービスは、iOS 14.3/iPadOS 14.3以降のiPhone, iPod Touch, iPadシリーズおよびmacOS 11.1 Big Sur以降のMacに搭載されている「探す」アプリから利用可能で、製品にもよりますが、紛失した製品は「探す」サービス経由で音を出したり、発見者との連絡、ペアリングをロック、データを削除することが可能となっています。
この機能はAppleが2019年に公開したmacOS 10.15 Catalina以降のMacでも利用可能で、各デバイスが紛失したとマークされると、デバイスがBlueoothビーコンとなり周囲にあるAppleデバイスへ情報を送信して所有者にその位置を知らせるためデバイスがオフラインでも利用可能で、ビーコン情報は一定間隔で更新され、この過程は全てEnd-to-End暗号化されているため、Appleはもちろん発見者も情報を知ることはありません。
また、Appleはチップセット製造メーカーに向けて今春後半にリリースを予定しているドラフト仕様を公開し、デバイスメーカーはこの仕様に基づくことにより、U1チップを搭載するAppleデバイスに組み込まれた超広帯域無線(UWB)を利用し、近距離通信において方向を意識した情報を伝達できるようになるそうなので、今年初めに発表された「Galaxy SmartTag/SmartTag+」のような「探す」サービス対応製品も今後発売されそうです。
- Appleの「探す」ネットワークで、新たに他社製のアイテムを見つけることが可能に – Apple Newsroom
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