macOS 10.15.2 CatalinaのApple Mailアプリでもメールデータが消失する不具合が継続して報告されています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2019年12月10日に公開した「macOS Catalina 10.15.2 (19C57)」で、macOSのデフォルトメールアプリである「メール(Apple Mail)」をバージョン13.0 Build 3608.40.2.2.4へアップデートし、メールの環境設定が空のウィンドウになる不具合および取り消す(CMD+Z)操作を実行しても削除したメールが復帰できない不具合を修正したと発表していますが、
メール
- “メール”の環境設定を開くと空白のウインドウが表示される場合がある問題に対処
- 取り消す操作を実行しても削除したメールを取得できない場合がある問題を解決
macOS 10.15.2 Catalinaのリリースノートより
今回のアップデートではこれ以外の不具合は修正されていないようで、macOS 10.15.0のメールアプリから報告されていたメールデータが消失したり、ヘッダーだけ残してBlankになる不具合は修正されていないようです。
スパムメールフィルタ「SpamSieve」などを開発しているC-Command SoftwareのMichael Tsaiさんによると、macOS 10.15.2 Catalinaのメールアプリでもメールのデータが消失してしまう不具合は報告されているそうで、既にmacOS 10.15.2 Catalinaへアップデートした何人かの方に聞いたところ、メールを開いてもメールボックスが空のままなので修正されたかどうかすら分からないそうなので、macOS Catalinaへアップグレードされる方はTime Machine以外にもメールボックスを別に保存しておいたほうがよさそうです。
I’ve heard a lot about both of these. From what I’m hearing, 10.15.2 doesn’t fix the Mail data loss bugs.
macOS 10.15.2 – Michael Tsai – Blog
メールデータの保存場所
各macOSのメールデータは以下のディレクトに保存されており(V7等はmacOSのバージョンにより異なる)、メールデータはApple Mailの[ファイル] → [メールボックスを読み込む…]で別途バックアップしたメールデータをインポートできます。
- macOS 10.15 Catalinaのメールデータ
~/Library/Mail/V7
~/Library/Mail/V6
~/Library/Mail/V5
おまけ
ちなみに、メールの問題に遭われている方に聞いたTipsですが、macOS Catalinaのメールアプリにはグリッチがあり、ヘッダーだけが表示されている場合はメールアプリ・ウィンドウの「端」をドラッグしてウィンドウサイズを変更するとメールの内容が表示される場合があるそうなので、不具合に遭われている方は試してみてください。
- macOS 10.15.2 – Michael Tsai – Blog
コメント
iOSもそうだけど、直す気ないでしょ。
今まで当たり前に出来てたことすら出来ないポンコツだね。