iOS 11で32bitアプリが利用できなくなるのに伴い、過去6ヶ月の64bit化アップデートが前年比で約230%増加。

　iOS 11で32bitアプリが利用できなくなるのに伴い、過去6ヶ月のアプリの64bit化アップデートが前年比で約230%増加したそうです。詳細は以下から。

　Appleは2017年6月に行われたWWDC 2017でiOS 11ではiPhone 5や5cなどの32bitデバイスおよび32bitアプリをサポートせず、開発者には提出するアプリの64bit化を義務付けましたが、それに伴い過去6ヶ月のiOSアプリのアップデートで64bit化のアップデートが前年度に比べ229%増加したそうです。

Support for 32-bit apps is not available in iOS 11 and all 32-bit apps previously installed on a user’s device will not launch.

64-bit Apps on iOS 11 – News and Updates – Apple Developer

　このデータを公開したのはアプリ調査会社のSensorTowerで、同社が集計しているデータによると、過去1年で少なくとも1,900のアプリが64bti化されており、そのアップデートの大半はSensorTowerが2017年3月に公開した「現在も利用されている約187,000アプリがiOS 11に対応していない」という記事の後にアップデートされたそうです。

As the fall release of Apple’s iOS 11 draws near, Sensor Tower App Intelligence data shows that at least 1,900 apps have been updated in the past year with the 64-bit support required to function on the new operating system. These updates have dramatically increased in pace over the past six months, growing by 229 percent over the preceding half-year period.

64-bit iOS App Updates Have Increased by Almost 230% in the Past Six Months – SensorTower Blog

おまけ

　iOS 11では購入済の32bitアプリはダウンロードできず、現在インストールされているアプリもiOS 11アップデート後には起動できなくなるので、自分のiPhoneやiPadでどうしても必要なアプリが32bitアプリかどうかをチェックしたい方は、

iOS 10.3以降の設定アプリで[一般] → [情報] → [App] → [App互換性]と進み32bitアプリがないかチェックし、iOS 11リリースまでにアップデートがない場合は代替アプリを探す必要があると思われます。

• 64-bit iOS App Updates Have Increased by Almost 230% in the Past Six Months – SensorTower Blog